ヤバい!中東、ピンチに陥る中立気取る岸田ジャパン(涙) 10月25日 Government in the International Sphere 国際協力
#10月25日 水曜日のお昼になりました。
今日のテーマは
#Government_in_the_International_Sphere
#国際協力
10月7日、突然、イスラエルへのハマスがテロ攻撃を実施。イスラエルは戦争宣言し、ハマスの本拠地、ガザ地区に自衛権行使を予告します。ただし、100万人も暮らすガザ地区の民間人に南部への避難を促すため、数日の猶予を設けています。
このイスラム過激派テロ組織のハマスに対し、日本以外のG7の6カ国がイスラエル支持を表明し、自衛権行使を認めたものの、わが国はどちらにも与しない政治的中立を選んだ、えらい!識者は高く評価しているそうです。
ところが、「日本にとってこれが悪手。岸田外交のせいで、わが国は孤立化し、近々予測されている台湾有事・日本有事の際、武力のないわが国は米国はじめG7諸国から支援なければ敗戦する。なのに、イスラエルの自衛権行使を支持しない、として、G7諸国と一線を画すことで国際的に孤立。このままでは国が滅亡してしまう」と警鐘を鳴らす麗澤大学国際問題研究センター客員教授、イスラム思想研究者・飯山陽博士。
飯山氏は、
と大批判。このままでは亡国となる危険性がある、と警告しています。
この指摘に同意します。
日本の価値観外交って何か?
しかし、実際、岸田内閣が行なっていることは、「日本人被害者がいないからG7諸国とは横並びにならない」ということです。どこに日本の価値観外交があるのでしょうか?
「外交の岸田」と言われている割に、残念なことに日本にはしっかりした国際戦略がないようです。
地政学的にいえば、海に囲まれたわが国が永続的に繁栄するために取るべき戦略は決まっています。
それは、自由と民主主義の価値観を同じくする米国と日米同盟を基軸に英・豪・台湾・フィリピンなどのインド・太平洋の海洋国&G7と歩調を合わせてシーパワー(Sea Power)側に立ち、ランドパワー(Land Power)側の中・露・イラン・北朝鮮を封じ込めて、弱体化させること。それ以外にありません。
わが国は第二次世界大戦敗戦後、永続的な繁栄のために、憲法を変え、自由と平等、民主主義をベースとする大幅な価値観変更を行いました。
ところが、中・露・イラン等ランドパワー側の国家は、いまだに弱肉強食の全体主義の価値観を有する国家です。個人の尊厳も自由も民主主義もなく、我が国で言えば、戦前のファシズムの価値観であり、自由と平等、民主主義をベースとする現在の我が国の価値観とは合いません。
ランドパワー側の価値観と、わが国の価値観は合わないはずなのに、岸田外交は、中露イラン北朝鮮と同じ側に立とうとしており、しかも、この立場を中東アラブ諸国は支持していない。
原油輸出国であるアラブ諸国を刺激しないように、とG7諸国との横並びから外れた、と日本政府は説明しますが、実のところ、アラブ諸国もテロ組織「ハマス」には手を焼いており、産油国のサウジもUAEもエジプトもハマス支援には立たないと明言しており、日本はどこと連携しようとしてるんだ?孤立化じゃないか、と飯山氏は憂慮しているのです。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは国際協調ですが、わが国はどこと協調するつもりか!という飯山博士はじめ識者からの質問に日本政府はどう答えるつもりなのでしょうか?
本来ならば、岸田首相あるいは上川外相は国会などぶっちして、イスラエル、パレスチナ、エジプト、サウジ、UAE、EU諸国を訪問し、トップダウンで現状把握に訪問すべきところです。外交の岸田、と言いつつ、実際は、中露イラン側に立っていることを岸田総理は理解しているのでしょうか?誰と協調するつもりなのでしょうか?
頭の上で米中が手打ちすれば、わが国の意向など無視されてしまい、妥協しなくても良い妥協を強いられる可能性が高まっています。
今日のテキストはこちらです。午後からもやっていきましょう。