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7月23日 Optimal Market Standing 最適の市場地位

#7月23日  日曜日 6時です。
おはようございます。

今朝も #ドラッカー365 から #マネジメント 力を高めていきましょう。
日本の経営層にとってドラッカーマネジメントは基本。
読んだことがない、勉強していない、という人は、ほとんど居ません。

なので、z世代の方々にとっても、ドラッカーを勉強していない、ということは、出世にも転職にも不利益です。

かといって、これから30冊以上もある著書をいちいち読み始めるには、時間がありません。ChatGPTで要約してもらっても、肝に落ちないので、理解が浅いままとなりがちです。そこで、このNOTEが役立ちます。

このNOTEは、毎日たった5分で、世界最高峰の #ドラッカー・マネジメント を学び、リーダーとして必要な資質が学べるテキストです。

本日のテーマは
#Optimal_Market_Standing
#最適の市場地位

ドラッカーは、市場独占者、いわゆるマーケットリーダーになりたい、という考えが良いものとは限らないと記しています。

 市場地位(マーケット・シェア)についての決定である。この種の決定を下す場合、普通に見受けられる考え方は、「我々は、リーダーになりたい」である。今1つの考え方は、「売上が伸びている限り、マーケット・シェアは気にしない」である。どちらも間違っている。
 皆がリーダーになれるわけではないのははっきりしている。言い換えると、人は、どの市場セグメントにおいて、どんな製品、サービス、価値あるものを提供してリーダーになるべきか選ばなくてはならない。また、会社の売上が伸びても、マーケットシェアが縮小すれば、つまり市場の拡大の方が会社の売上よりも急速ならば、たいしてその会社のためにはならない。

『マネジメント』1974年版 上巻 170ページ

 例えば、住宅ローン残高を巡って、地方の金融機関は凌ぎを削ってシェア争いを繰り広げています。ある都道府県では、地銀のシェアが最大でしたが、近年はシェアを減らしています。一方で、最近シェアを伸ばしているのがJA農協グループです。農地転用から地主との関係が深くできる利点を活かして宅地への土地開発から、近年は工務店やビルダーとの関係構築にも力を入れていることからJAグループは住宅ローン残高をグングン伸ばし、既存の金融機関のシェアを奪っています。

https://www.mlit.go.jp/common/001447635.xlsx より

 グラフの通り、新設住宅戸数は少子高齢化もあり、H19(2007)年のリーマンショック以降大きく下がり、その後も大幅に増えているわけでもありません。その中で、金融機関は凌ぎを削っているのです。

 また、マーケットリーダーが必ずしも良くない、とドラッカーは記しています。

 市場を支配してしまうと、リーダーはあぐらをかきがちである。独占者は、公衆からの反対よりもむしろ自己満足のためにヘマをしてしまう。市場を支配してしまうと、会社内にどんな革新に対しても大きな抵抗が生まれて、外界の変化に適応するのが危険なまでに難しくなってしまう。また、市場の支配は、その企業が1つのバスケットの中にあまりにもかず多くの卵を詰め込むことになるので、普通、経済変動にたいしてあまりにも、脆いものになってしまうことを意味する。

同書、171ページ

テキストはこちらにも記しています↓

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