見出し画像

記憶とクリエイティビティー

一般に、

①知識を沢山詰め込んで記憶すること
②クリエイティブに何かを創造すること

は二律背反であると考えられていますが、私はそんなことはないと思います。

というか、むしろいかに沢山のことを記憶しているかが、クリエイティビティを発揮するためには大事です。ビジネスで「ゼロイチ」なんて言い方をしますが、現代人が本当に概念をゼロから作るなんて有り得ないです。クリエイティビティって、0から1を生み出すことではないんですね。実はどんなビジネスのアイデアも必ず複数の既存概念が組み合わさって作られているだけなのです。

「記憶」という言葉はみなさん大好きな受験勉強を彷彿とさせることから、ネガティブなイメージがあると思います。ただ、トップクラスの学歴を持っている人に聞くとよくわかるのですが、難関試験突破のためには「いかに記憶(暗記)に頼らないか」が大事。膨大な知識を頭の中に入れるためには、本質的な理解が欠かせません。「なぜこの数式が必要なのか」「なぜこの人がしたことは歴史的意義があるとされるのか」こういったストーリーを理解すれば記憶への定着率は格段に上がります。

クリエイティブを応用とすれば、土台となる基礎は記憶です。それも本質的な理解を伴った記憶。だから、記憶が目的というよりは、結果的に記憶してしまっているイメージの方が近いです。

考える材料を持たない人間は、クリエイティビティになんかなれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後もあなたのお役にたてる記事を投稿をしていきますので、スキ・コメント・フォローなどを頂けますと、猫のようになつきます。

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!ありがとうございます!