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自己の統合への問い――《国家=資本》補完システムとしての学術・哲学の限界地点へ

『現代思想』2022年7月号 特集=「加害者」を考える -臨床・司法・倫理-所収の小松原織香氏と森岡正博氏による巻頭討議は大変興味深く示唆的だった。特に「自己の統合」の可能性と不可能性を巡る対話。 この自己統合の可能性あるいは不可能性への「問い」が学術哲学研究者によってはっきりと自覚されていることは殆ど無いだろう。

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