マルクス・ガブリエルはヘーゲルの『論理学』とどう切り結んでいるのか? 『神話・狂気・哄笑 ドイツ観念論における主体性』by マルクス・ガブリエル, スラヴォイ・ジジェク
マルクス・ガブリエルによれば、ヘーゲルの『論理学』は以下のように要約できる。「概念は現象(あらわれ)として不可避である。不可避的な現象(あらわれ)の自己運動としての概念は全てであり概念の外部は存在しない。」 ヘーゲルによれば、この記述そのものが不可避的な現象(あらわれ)としての概念の自己運動である。そしてマルクス・ガブリエルによれば、この不可避性あるいは必然性こそが根源的な偶然性なのである。
実のところマルクス・ガブリエルはこれだけで十分ではないか?
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いいたします。頂いたサポートは必ず活かします。🌹🌈🎁