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人工衛星による地球観測がさらに発展しそうだな〜

人工衛星による地球観測の広がりが、もっと発展しそうな予感♪

先日、次のような人工衛星関連で、以下のようなニュース掲載されていた。

地球観測用の人工衛星を打ち上げている、アメリカの宇宙ベンチャー3社が、アメリカ国家偵察局(NRO)と呼ばれる、国家機関と大型契約を結んだという。その契約期間はなんと10年。。。

しかも、その契約金額は途方もない金額だ。
身近にいる、人工衛星関係者は、「こんな金額、日本じゃ出せないよ〜」と話していた。

NROが今回結んだ大型契約は、人工衛星による地球観測事業をさらに発展させる可能性がある。

1. 契約締結した3社は地球観測の先頭に立つ企業

今回、大型契約を結んだアメリカ国家偵察局(NRO)は、アメリカの国防において重要な役割を担う機関だ。

そのNROと契約を結んだ3社も、人工衛星による地球観測で大きな期待を背負っている企業であることは間違いない。

今回、NROと大型契約を結んだ3社はそれぞれ、Maxar, Blacksky, Planet Labsという企業だ。

この中で、Planet Labsは過去の記事でも取り上げている。
100機以上の地球観測衛星を打ち上げ、毎日地球の情報をとり続けている宇宙ベンチャーだ。

Planet Labsと同様に、MaxarやBlackskyも地球観測衛星を多数打ち上げ、地上の情報を継続的に監視するような体制を築いている企業でもある。

特に、今回のウクライナの問題では、これらの地球観測衛星が大きな活躍をみせ、地球観測事業に対する期待を大きく膨らませた


2.安定的な地球観測事業の成長をもたらす?

アメリカ国家機関と宇宙ベンチャーの大型契約締結は、日本の宇宙事業関係者にも、大きな注目を集めているようだ。

特に、注目を集めるのは、その契約金額の多さである。
契約した3社のうち、契約金額を公開しているMaxarは3.2億ドル(日本円で400億円)、Blackskyが1億ドル(日本円で120億円)という金額だ。

改めて、日本では考えられない金額である。
(Planet Labsの契約金額は非公表)


アメリカ本国のメディアでも掲載されているが、今回のこの大型契約の衝撃はやはり大きい。

地球観測を事業とする宇宙ベンチャーは、かねてより大きな期待を持たれる分野ではあった。

しかしながら、初期投資の巨額さや、不確定要素の多さなどから、なかなか成功とはいかなかった領域ではある。

実施に、昨年、Planet LabsがSPAC(特別買収目的会社)による株式上場を果たしたが、その業績は思ったほど伸びていないのが現状のようだ。

そのような状況で、今回、NROとの大型契約は潮目の転換となりうる一大ニュースだ!!

長期間にわたる巨額の資金を得た、Maxar, Blacksky, Planet Labsの3社は、長期的なビジョンに基づいた開発計画を立てることが可能になるだろう。

人工衛星事業は、どうしても長期的な視点にたった事業計画が必須だ。
今後、安定して開発に取り組める3社の更なる発展に注目していきたい。



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