【Podcast】ヤバい奴らとヤバい飯を食う、危険な音声コンテンツ
ここまで危険なエンタメはなかなか見られない(聴けない)な〜
今年の「第3回 JAPAN PODCAST AWARD」で、「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」が大賞とベストエンタメ賞をW受賞した。
「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」は、「ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯」をコンセプトに、非常に特殊な世界の人たちと、ご飯を食べながらインタビューする音声コンテンツだ。
出演する人は、左翼右翼の人や風俗嬢、東尋坊の命の番人など。。。
非常に特殊な世界の人が出演している。
元々は、テレビ東京で放送されていた「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の音声コンテンツ版として、「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」が誕生した。
テレビ版では、世界のヤバい人たちを中心として取材を行なっている一方で、音声コンテンツ版では、日本のヤバい人たちに焦点を当てて取材している。
1.聴いていると、何度も「鳥肌が立つ」不思議な魅力
「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」は、非常に不思議な音声コンテンツだ。
音声のみで、ヤバい人たちのインタビューを聴いていると、そのリアルさに何度も鳥肌が立つ。
インタビューの対象者は左翼右翼の人や性風俗嬢、東尋坊の命の番人など、絶対に会うことはないし、「ありえない」と思ってしまうような人たちだ。
でも、インタビューといった形で、冷静に話を聴いていくと、その芯の通った考え方や意外な「共通点」に驚かされることがある。
性風俗嬢に語った「私はこの仕事のことを親や友達に話している。だって、この仕事は強い女性にしかできない、誇りを持てる仕事だから。」と言った言葉は、非常に鳥肌の立つ場面だった。
2. 「善悪」の境界線に挑む、監督の上出遼平さん
この「ハイパーハードボイルドグルメリポート」シリーズは、テレビ東京のディレクターだった、上出遼平さんが作成するコンテンツだ。
(上出さんは先日、テレビ東京を退社)
「今最も危険なドキュメンタリー監督」とも言われる上出さんだが、そのインタビューも非常に惹きつけられる。
以下のインタビューでは、「善悪」や「ありなし」の境界線を壊していきたいと語っていた。
確かに、「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」を聴いていると、何が「正義」で、何が「悪」なのか分からなくなることがある。
これを聴いた後は、毎回訳が分からなくなることも多く、不思議な感情をもたらす上出さんのコンテンツには、とても惹かれるものがある。
テレビ東京退社後の活動や、今後の新たなコンテンツにも期待したい!!
ちなみに書籍バージョンも、非常に面白かったので、ぜひ読んでみてください!
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