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「神様に文句を言う」そんな信仰があってもいいのでは

「神様」という言葉を聞くと必ず思い出すのは、マザー・テレサは神様に文句を言っていた、という話です。

マザー・テレサは言わずと知れた聖人です。

『マザーテレサ 来て、わたしの光になりなさい』という本には、マザー・テレサがカトリック教会の神父たちに送った、個人的な書簡や日記の一部が収められています。

そこには、「神の存在が感じられない」「祈っても応答がない」という孤独や虚無感について記されていたそうです。

慈愛が深ければ深いほど、救おうとすればするほど、目の前から苦しむ人がいなくならない現実に虚しさを覚えたんだろうな…。そんなふうに感じます。

そして、天に向かって「神よ、なぜこんな酷いことをするのか!」と文句を言う姿に、私はさらに愛を感じます。

だから、マザー・テレサが天に向かって文句を言っていた、というエピソードは好きです。

・・・・・

上記のラジオの中で、笑い飯・哲夫さんが

日本にも八百万の神がいるけれど、それがまったくない文化として成長したら…

言い訳しにくくなるんじゃないか、

なにかにつけて、神様のせいにしてしまっている部分があって、

例えば、日照りの日が続くと「神様がいけずして!」、逆に雨が降りすぎると「そこまで頼んでないのに!」

そうやって批判の対象に作り上げている部分があるのでは、

と話されています。(7:30あたりです)

神様が唯一絶対だという信仰もありますが、ちょっと余白がある神様くらいがちょうどいいんじゃないかと思うのです。

神は間違わない、と盲目的になるよりも、

神様、あなたのつくった世界、ちょっとズレてきてますよ!!
おかしな世の中になってきてますよ!
どうなっているんですか?

と指摘するぐらいのほうがちょうどいいのかもしれません。

あなたはどう思われますか?


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