ゴールを奪うためのプロセスをロジカルに説明してみる −ゴールを取るための3つの順序−
スペインサッカー研究所では毎朝僕のサッカーノートを公開しています👇
無料版インスタグラムでは時々インスタライブをしています👇
【ラージョ15日目】
Hola Chavales!!!!
本日20日はスペインサッカー研究所の投稿を無料公開する日です。
この記事は11月15日に投稿したばかりの記事です。
ホットな話題なので是非最後まで読んで感想を呟いて頂けると嬉しいです。
ゴールを奪うためのプロセスをロジカルに説明してみる
来年の夏に行う予定の新しいチャレンジに向けて、
現在プレーモデルとメソッドの作成に取り組んでいます。
こればかりは2−3日でできるモノではなく、半年以上かけて作り上げていくモノでして。
スペイン式というだけでは日本では通用しないと思っているので、
僕が現地で学んだことを日本サッカーでは、日本の選手たちには、どのようにアプローチすればいいのかを考える必要があります。
今すぐには発表できませんが、もう少しカタチになり次第ご報告します。
プレーモデルやメソッドを作っていく過程で、
まず現在取り組んでいることは『基準作り』です。
昨日もハイプレスを考える時の基準を紹介しましたが、
あらゆる局面においての基準をしっかり明確にしていきたいと思っています。
その基準なしにシステムを考えて、ホワイトボードでマグネットを動かして、みたいなことを話しても意味なくて。
どんなカタチであろうがサッカーってこうだよねっていう基準があると、
僕だけでなく皆さんがサッカーを考えて行く上で分かりやすいのかなと。
あくまでも一つの参考程度までに。
今日はフィニッシュの局面での基準をこの前考えたので紹介します。
(こんな感じの僕のサッカーノートを切り抜いて分かりやすく毎朝発信しております)
まず前提の中の前提のハナシをします。
“ゴールを決めるためにはシュートを打たなければいけない“
ここを踏まえてどうやってシュートを打つのかを考えていきます。
で、以前1vs1で勝負できる選手のハナシをしまして。
でも全員が全員1vs1で勝負できるわけではないじゃないですか。
それでも頭を使ってロジカルの中で生き抜く術はないのか。
そう考えている中で出た基準は『3vs2→2vs1→1vs0』です。
では説明していきます。
まずシステムとか関係なしにゴールを決める上で大事なポイントが二つあります。
⓵クロスに対してはエリア内の3つのゾーンを埋める
(ニアポスト、ファーポスト、ペナルティマーク)
⓶相手CBとSBの間を攻略する
(人が通るか、ボールが通るか)
分かりやすく説明するために具体的に
【オフェンス:1−4−2−3−1】
【ディフェンス:1−4−4−2】の状況で説明します。
【3vs2】を作る
まずサイドで3vs2を作ります。
この場合はCBとSBの間にボランチが降りることでその状況を作っています。
誰をどこに配置するかは各々の判断です。
SBを内側に置けば偽SBと言われるかもしれません。
【2vs1】を作る
次に2vs1を作り相手CBとSBの間を攻略します。
◎ボールが通る
◎人が通る
ここでの目的はCBを引っ張り出すことです。
【1vs0】を作る
ここで最も重要なことは“エリア内の3つのゾーンを埋めること“です。
この場合は、
【ニアポスト:FW】
【ファーポスト:右サイドハーフ】
【ペナルティマーク:トップ下】
相手はCBがボールホルダーにプレッシャーをかけているので、
エリア内ではもう一人のCBと逆SBの二人だけです。
つまり3vs2の状況がここで生まれるため『フリーマン(1vs0)』が生まれます。
クロスを上げる選手はそのフリーマンを見つけること。
そしてフリーマンにクロスを通すこと。
【できるだけゴールの近くでフリーマンを作り、そいつにシュートを打たせることができるのか】
より確実にフリーマンを作り出すため最も重要な選手はニアポストに走る選手です。
ニアポストを攻撃しないと、ファーポストもペナルティマークも空きません。
【3vs2→2vs1→1vs0】
・クロスに対してはエリア内の3つのゾーンを埋める
・相手CBとSBの間を攻略する
基本的にはこの基準を踏まえて考えてもらえると、どのシステムを利用しても当てはまると思います。
あとはそのカタチを自動化できるようにトレーニングで落とし込んでいく作業になります。
今回のハナシはロジカルでポジショナルな考え方です。
これに加えて、
1vs1の個で勝負できる選手が組み合わさると強いのかなと思います。
ではまたー。
スペインサッカー研究所へ参加希望の方はこちらから👇
このような記事が毎朝届きます✌️
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします。サポートして頂いたお金はこれからのより良い発信に役立てたいと思います。