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僕はこれを機に配置をレーンで考えるのを辞めた –ボールが前進していくには明確な6つの理由がある–

Hola Chavales!!!!

今日はスペインサッカー研究所に繋がる過去記事を紹介します。

2019年12月27日に書いた記事ですが、

僕が書いたnoteの中で最も反響があった記事です。

まだスペインサッカー研究所に入会してない方の参考になれば嬉しいです。


“なぜボールは前にコロがっていくのかをロジカルに考える –ボールが前進していくには明確な6つの理由がある–“


⓵【Respetar las alturas】


日本語に直訳すると『高さを尊重する』です。

なんじゃこれってハナシですよね。

でもこれがボールが前に進んで行くロジカルなんです。


ふと思ったんです。


『なんで正方形よりもひし形の方がボールが回るんだろう』と。

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ロンドをするにも、ポゼッションをするにも。

同じ人数でやってるにも関わらず、立ち位置が変わるだけで全く別のものになる。

ここからは全てが一瞬でつながったんです。


⓶【なぜ高さを変えるのか】

ここから詳しく説明していきます。

ポジショナルプレーの基本である【1-4-3-3】を例に話します。

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GKからFWまで全部で高さが7段あります。


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高さを変えるメリットの一つ目が『限りなく横パスを減らす』です。

図で見てわかるように高さが変われば横パスにならないわけです。


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なぜ横パスを減らすかというと横パスは斜めのパスに比べて体の向きが作りづらい。

要するに視野が狭くなり逆サイドが見えなくなります。

なぜ体の向きが重要なのかというとボールの前進で最も重要な技術が【ターン】だからです。

【ターン】なしにボールを前進させていくのは難しいです。


⓷【同じ高さに3人が並んではいけない】

“Salida de 3“と言われる3人でビルドアップを組み立てる時を例にして説明していきます。

図を見てください。

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3人が同じ高さにいる場合、

右CBがボールを持っている時は左CBはサポートできないんです。


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中央CBが1段高さを変えてあげるだけで左CBは右CBのサポートができます。

なので同じ高さに3人以上のプレイヤーはいらないというわけです。


⓸【ボールを前進させるには高さが3段以上必要】

ここで冒頭に言った、

『なぜ正方形よりもひし形の方がボールが回るのか』

という問いの答えになります。

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よくあるビルドアップの時の状況 (4vs2)をイメージしてください。

正方形の場合高さが2段しかできないのに対してひし形の場合は高さが3段あるります。

ここが答え。

ボールを動かすには3段以上の高さが必要ということです。

だから僕は【6番】【8番】【10番】のポジショニング(高さ)が重要だよねって話してるんです。



一度正方形のグリッドの辺にそれぞれ立ちひし形でロンドをするパターンと、

四角のマーカーに立って正方形でロンドをするパターンと実験してもらえればより分かると思います。


⓹【3点の高さが違う三角形を作る】

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『三角形を作れ』

よく聞いたことのあるフレーズだと思います。

でもどんな形の三角形を作るのかまで落とし込んで考えていきたいです。


基本的なビルドアップの対応の形を例にして説明します。

4vs2→4vs3に変わることはよくありますよね。

この時に、

“サイドバック+インテリオール+ウィング“の3人で3点の高さが違う三角形ができます。


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【1-4-2-3-1】で守ってこられた場合では、

“センターバック+サイドバック+インテリオール“の3人で3点の高さが違う三角形ができます。


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ここで大事なのは、

“なぜ3点の高さが違う三角形を作るのかということ“


⓺【なぜ3点の高さが違う三角形を作るのか】

理由は3人目の動きと関係があります。

高さを変えることによって“遠く“と“近く“が生まれます。

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つまりパスの距離が変わるんです。

なぜ遠くを見なさいというか分かりますか?

一つはゴールに近い場所だからです。


もう一つここで僕が言いたいことは、

“遠くにパスを通せば近くの選手の体の向きは勝手に前を向くからです“


分かりやすいようにDFをつけて説明します。

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高さが同じな場合パスは横パスになってしまいます。

このパスを受けて前を向くのは難しいです。

一方高さを変えることにより、ダイレクトパスもより簡単になり受けても前を向いて受けることができます。

だからこそ3点の高さの違う三角形を作る必要があるんです。


じゃあ高さを変えることにより3人目の動きにどう繋がるのか。

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高さが変わると前向きでボールを受けるのか。

それともマークされた背後をとるのか。

2通りの選択肢が生まれます。


でも同じ高さに並ぶとこの両方の選択肢とも生まれません。


僕がこの原理原則に気づいたのが最初に言ったように3年前。

それ以降僕は配置をレーンで考えるのを辞めた。


そして僕はボールの前進の4つのコンセプトにおけるゾーンに分けて、

その中でどうやって高さを作り出すのかを考えるようになったです。


その答えがスペインサッカー研究所のこの記事です。

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もし興味があれば読んでみてください。


スペインサッカー研究所では【毎朝】このようなサッカーのハナシをしてます。



ではまたー。


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