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フランスワーホリ 楽しくなってきたナント編【後編】

今回はナント滞在後編になります

前回の記事はこちら

2月から始まったナントでの生活は
決して順調なものではありませんでした

お金もなかったので、10日で20€(3200円ほど)で過ごすという
だいぶ無理な節約をして暮らしていました

仕事が決まったらいっぱい食べようと
それまでは我慢しようとしていました

結局仕事は見つからず、引きこもりになる始末

今回はそんな
引きこもり生活を経て
楽しくなってきたナントでの滞在を振り返りたいと思います

滞在中の生活

日々の食事に関して

ちゃんと食べようと思って、
まずは栄養バランスのとれたフランスの家庭料理
ポトフpot-au-feuを作ったりしました

ジャガイモ
にんじん
玉ねぎ
きのこ
など野菜類は比較的安い

一度に4日分くらい作り
日本から持ってきたカレー粉や醤油を足したりして味変をしていました

他は残った出汁でパスタを茹でたり (パスタ1kg 2€ほど)
日本から持ってきたサトウのご飯や味噌汁で凌いでいました

日中の過ごし方

朝起きてからのんびりしないように
すぐに支度をして、近くの川沿いを散歩するようにしていました

往復1時間ほどのコースで散歩にはちょうどよかったです
鳥の囀りを聞きながら
ちかくのモリエール公園
もじゃもじゃで可愛い

散歩が終わってからは、
家で勉強したり
飼い猫のフレーズ(いちごちゃん)とアブリコ(あんずちゃん)と戯れたり
Youtubeを見たりして過ごしていました

Youtubeは
自分がお腹が常に空いていたので、
いままで毛嫌いしてた大食い系や
ラーメンのYouTubeを観たりして
食べた気になって空腹を紛らわしていました

使えるお金もなかったので、
街の中心まではマルシェが活気な土日だけ訪れていました

MOFフランス国家最優秀職人章を持っている職人のパン屋を訪れたり
気になるパン屋に行ったり

週末が交通機関が無料になるのは
4月になるまでわからず、
それまでは歩きで往復2時間かけて通っていました(間抜け😓)

タロンサック市場内にあるパン屋
上の棚の白いタルトみたいなのが
ナントの郷土菓子ガトーナンテです
アーモンドの香りとラム酒のグレーズが特徴
フランスはクロワッサンやパンオショコラ
バゲットは1.2〜1.5€(200円以下)で買える

滞在期間中に
サロンデヴァンというワインの見本市が開催されるとのことで
歩いて参加しに行きました

5€の入場料を払いグラスをもらって
好きなワインを試飲し
気に入ったら購入したりできます
もちろんフランス人しかいない完全にアウェーな環境
よくここに行こうと踏み出せたなと
過去の自分を褒めてあげたい
クラフトビールもあった
私はビール派でワインはあまり飲みなれてないので助かりました
迷ってた私に声をかけてくれた
優しいおばちゃんのいたワイナリー
生産者さんは30組くらいいた
もちろん全部は飲めなかったが、
8件くらいフランス全土は周れた
お昼ご飯のガレット7€
中にチーズが挟んである


行きたいパン屋のある
隣の都市のアンジェまでの日帰りバス旅については
また別の記事で紹介したいと思います

ナントのパン屋

3か月あったのでナント中のパン屋はほとんどいったと思います
思ったより写真が多いので次の記事でまとめて紹介しようと思います

ブルターニュの美味しいバターと海塩を使った
クイニーアマンはいままで食べたクイニーアマンの中で1番美味しかった
甘味と塩味、齧った時の食感どれもがバランスよく 
濃厚だがくどくない発酵バターの香りが鼻を抜ける
こんなクイニーアマンを自分の店で出すのも目標

老舗ブラッスリー ラ・シガール
での贅沢ランチ

長い節約生活を経て、ここだけは外せない行っておきたいと思っていた

老舗ブラッスリー ラ・シガールに行きました

ここではブルターニュの新鮮な魚介類を堪能することができます

ナント駅からは徒歩15分ほど
建物は文化遺産に登録されている
華やかな内装だが落ち着く雰囲気
ラ シガールは 蝉という意味
ブラッスリーはわからなければ、menuムニュを注文しておけばまちがいない
前菜+メイン、前菜+メイン+デザートなど
注文したのは牡蠣の産地食べ比べ6ピース19€(3000円ほど)
写真はないがエシャロットとワインビネガーのソースで食べるのがフランス流
ナントのワイン ミュスカデを1グラス4.5€
牡蠣の紹介が書いてあるエチケット
最高級ブランド牡蠣のジラルドーも食べられる
フランスの牡蠣は番号が小さいほど身が大きい
食後のカフェヴィエノワ4.5€
クレームシャンティがこんもりとのっている

サービス料込で合計30€4800円でした

ナント生活最初で最後の贅沢でした

次もし来れたら、両親を連れて
もう一つのおすすめ、ステーキタルタルを食べにきたいと思いました

ナントの動物たち

前回紹介した山羊や牛の他にもナントにはたくさんの動物がいました

ナント植物園の鶏 放し飼いで公園中をかけまわってる
散歩コースの牛
ナントを離れる頃にいなくなっていた
どこに行っちゃったんだろ
飼い猫のフレーズちゃん
アブリコちゃん
どこかの家の猫
フランスの飼い猫は基本家を出たり入ったり自由に生きてる
一応ナントの牛の品種らしい
野良うさぎもいた
この子を見つけてから運気が上向いてきた気がする

ホストファミリーとのお別れ

3か月も滞在したが

私がフランス語の自信を無くし、
引きこもっていたせいでほとんど会話はなかったが
いつも私の滞在はうまくいってるか気にかけてくれた
優しいホストファミリーだった

またナントに行くことがあれば、
成長した姿、このワーホリの経験を話せるといいな

次の滞在先のために手土産にワインをくれた

ナント感想

引きこもりになったり、思い通りにいかないことが多く辛い日々だった、

自分のせいだが涙が止まらない日もあった

それでも、前を向こうと 少しずつできることから始めて

お金がないのは仕方がないと割り切って、

その中で何とか楽しもうと前向きになれた

最初の滞在でどん底に落ちたから、これからは上がってくだけだと

楽しみになれた。

ナントでの滞在は、自分を改めて見つめ直す時間ができた

田舎すぎず、都会すぎないこの街は自分の地元のような暖かさを感じた


次の滞在先、ピレネー山脈チーズ工房への中継地点

ボルドーに向かいます

ここまで読んでいただき
ありがとうございます😊

これからもよろしくお願いします


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