占い師の悩みのタネである言語化のコツ! 語彙力とイメージ化について解説!
こんばんは、詳細を話す占い師・コタでございます。
皆さま待望の言語化について記事にしました。
私が占い師としてなんとかやっていけている最大の理由が、この言語化に優れている点です。
どれだけ占いの技術に優れていたとしても、言語化が下手であれば、占いが当たらない占い師に成り下がってしまいます。
1.言語化とは
言語化とは、あらゆる技術の大枠のジャンルである、というものだとご認識ください。
例えばよく耳にする語彙力ですが、言語化の中に語彙力というジャンルがあるということです。
言語化の技術はたくさんありますが、今回は語彙力・イメージ化・伝達能力の3つに絞って解説していきます。
本記事では語彙力とイメージ化の解説です。
2.語彙力とは
実は占い師としての技術を磨くにあたって、語彙力はそれほど重要ではありません。
語彙力が重要じゃないなんて驚きだと思いますが、今回の解説を聞いたら納得できると思います。
とはいえ、あまりにも語彙力の必要性に焦点を置く人が多いので、そんなに気にしなくていいよというつもりで扱うことにしました。
語彙力を分かりやすくまとめると、『相手の理解度に合わせて調整する、表現の幅』のことを指します。
例えば会社の部長に対して話す時と、小学生に向けて話す時とでは、ワード選びや表現の仕方を変えますよね?
では例えとして、私が思考において大切だと思っている『クリティカルシンキング』について解説してみましょう。
うーん、分かりにくいですね笑
これは部長向けの説明です。
では、一般向けに噛み砕いて解説するなら、
まあつまりは、『先入観を捨てて多方向の視点で物事を考えよう』ということです。
"批判的”というのは、相手の意見に対して批判するという意味ではなく、先入観や固定概念への批判を前提に思考するというわけですね。
なかなかしっくりはこないかもしれませんが、なんとなく言わんとしていることは分かってきたかなと思います。
もう少し分かりやすく解説はできますが、本筋と離れるので割愛しますね。
じゃあ今度はこの内容を、小学生に説明しましょう。
すごく分かりやすいですよね?
でも皆さんは思ったはずです。
これでクリティカルシンキングの説明を果たしたと言えるの? と。
先入観ですね〜笑
クリティカルシンキングができていません。
そもそもの前提として、まずは自分の意見を持つという初歩的なことができなければ、多角的な視点を持つことはできません。
だから小学生には、その第一歩を伝えるだけで充分なんです。
小学生だけでなく、新入社員でもこのぐらいの説明で充分でしょう。
つまりこれが、『相手に合わせて表現の幅を変える』ということ。
そしてそのためには、その事柄に対する深い理解が必須ということが分かっていただけたと思います。
語彙力というとワードのイメージが先行しがちですけど、クリティカルシンキングの意味が分かっていれば、このような説明ができるようになります。
語彙力とは、どれだけ類似した単語や表現を知っているのかではなく、その言葉への理解力のことを指すわけです。
占い結果を伝えるのに、単語への理解は必要ありません。
だってリーディングは0から意見を生み出すわけですから、最初から簡単なワードや表現を選べばいいだけ。
極端に言えば、小学生に伝わる表現ができるのであれば、それを部長向けに変える必要もありません。
しかしお気づきですか?
今回語彙力について解説をするのに、小学生に対する説明という例えを用いました。
もしこの小学生の例えがなかったら、すんなり理解できたでしょうか?
なんとなくは分かったかもしれませんが、イメージができるくらいには理解できなかったと思います。
つまり、語彙力を極限に磨いたところで、他者に伝えるのには限界があるということ。
そして他者に伝えるのに最も適した技術が、例えなどを用いたイメージ化です。
3.イメージ化とは
厳密に言うと、語彙力の中にイメージ化というジャンルが存在します。
だから語彙力自体は必須の技術なんですけど、占い師として磨くのは、もっと的を絞った分野で問題ないという意味で分けました。
先ほどのクリティカルシンキングの解説で用いた例で説明します。
『批判的に捉えて多角的な視点を持つ』ってどういうこと?
と、この記事を読んだ人の中にも疑問を持った方はいると思います。
それに対して、『人の意見に流されず、自分の意見をしっかりと持つ』という例えで、「なるほど」とイメージができた人は多かったのではないでしょうか?
これがイメージ化です。
それでここからが大事なのですが、イメージ化をする際に、『相手のイメージの範囲を強制的に狭めること』が肝要です。
また難しいことを言い出しましたね笑
私はこの記事の最初で、語彙力は占い師にとってそれほど重要じゃないよ、と前置きをしましたよね?
じゃあもし、語彙力の前にイメージ化の説明をしていたらどうだったでしょう?
結局イメージ化も言葉での説明だから、語彙力が必要だと思い込んでいたのではないでしょうか?
そうすると頭の中では、数多の言葉や表現の引き出しがないと、イメージさせるのは難しいと思考が邪魔していたはずです。
つまり相手にシンプルに考えさせるために、前提を作ったり焦点を絞ったりするのが大切なのです。
私は占い中によく、「うーん、伝えるのが難しいんだけど」や「極端な例になるんだけど」と前置きをします。
難しいという前提を先に伝えることで、なんとなく理解できればいいやという、理解へのハードルを下げるためです。
100理解しようとすれば躓きますが、50でも分かれば充分だと認識していれば、それなりに理解することができるようになります。
4.イメージ化のコツ
占い師が陥りがちなのは、細かく説明しようとして余計に複雑化してしまうことです。
正しい言葉や選択を意識しすぎちゃうんですよね。
これは、誤解や認識の齟齬を避けようという意識が強いからでしょう。
まずは正しい言葉(伝え方)を意識するのはやめましょう。
素の自分の言葉でいいんです。
言葉を選ばず、極端な例を用いましょう。
ただし前置きはしてください。
先ほど説明した、イメージの幅を狭めるためです。
「極端な例になるんだけど」
「言葉は悪いけど、あくまでイメージとして」
など。
例えば、私はうお座の性格の説明をする時、「異世界の住人だから思考を理解することは難しい」とよく言っています。
異世界の住人だからなんなんだよって思いますが、なんとなくどれだけ難しいのかが伝わるはずです。
他にも私がよく使うのは、数値化することですね。
感覚的なものなので適当と言えば適当なんですけど、言葉で表現するよりも数字のほうがすんなり入ってきやすいものです。
例えば1ヶ月前に占った人を再度占うとします。
恋愛で2人の関係性が進展しているかどうかを示すのに、「進展していますよ」と言うよりも、「10段階中1から3に進展したよ」と伝えたほうが、進展の実感が強くなります。
他にも、「進展はしていますが、100中10から15ぐらいの進展」と言えば、進展はしているけど先は長いし、微々たる進展と伝わります。
もう一度言います。
正確に伝えようとしないでください。
重要なのは、前置きで思考(表現)の幅を限定させること。
極端な例と数値化を試してみてください。
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