タロットで気持ちを読んだ時、それが恋愛感情なのかその他なのかを見分ける方法
こんにちは。
TikTokデビューを果たした、詳細を話す占い師コタです。
カード系は、ざっくりとした方向性を読むことは簡単ですが、細かいところを読むとなるとなかなか難しいですよね。
タロットリーディングのコツはいくつかありますけど、今回はその中でも重要度の高い『程度感』についての解説です。
1.採点方式による程度感のイメージ法
さて、程度感というのは、アルカナ一枚で把握できるものではありません。
全体の印象から判断します。
採点方式のようなものをイメージすると、考えやすいかもしれません。
今回解説するのは、あくまで"私の感覚"です。
イメージしやすいように例題を出すだけなので、全く同じ感覚で考えようとは思わないようにしてください。
例1 相手の気持ちを読んだ結果
過去：恋人
現在：ソード9
顕在意識：ソード2
潜在意識：星（逆）
1つ目のポイントは、過去と現在の比較です。
過去の【恋人】は、順調な関係性を示しています。
しかし現在の【ソード9】は、順調な時に生じた何かが原因（きっかけ）で、深く悩んでいることを表しています。
顕在意識の【ソード2】は、関係性の発展を一旦止めようという思考。
潜在意識の【星（逆）】は、心の奥底で相手と距離を取りたいことを示しています。
1〜5を対人としての好意。
6〜10を恋愛感情。
0以下を嫌悪とします。
【恋人】＝+10
【ソード9】＝-3
【ソード2】＝-1
【星（逆）】＝-4
＝+2
私であれば、
「恋愛感情がなくなっており、人として嫌悪まではいかないけど、0へと向かいつつある」
と読みます。
【ソード2】で躊躇いが垣間見えるのと、躊躇なく別れるくらいなら【ソード9】でそもそも悩みはしないという点。
以上から、悩みの元を聞き出したり改善したりすれば、まだ破局の未来は回避できるでしょう。
その問題がどの程度のものなのかは、相談者へのアドバイスカードの程度感（警告度合い）で判断します（必要であれば、相談者を対象とした占いをする）。
アドバイスカードの程度感からも、感情の程度感を探る重要な材料になりますね。
以下の2人はまだ付き合っていない状態
例2 相手の気持ちを読んだ結果
現在：ペンタクル8
顕在意識：ナイトカップ
潜在意識：月
相談者の思考を読んだ結果
現在：カップ1
顕在意識：ソードナイト
潜在意識：戦車
今回は2人の感情の比較です。
相手は全体的に、ゆっくりと前進しようとする意思が垣間見えます。
一方で相談者は、相手LOVEで非常に強い前向きさが見て取れます。
今回は分かりやすく潜在意識に【月】を出しましたが、これがなくても温度差があることは一目瞭然でしょう。
つまり相手は、相談者に対して前向きな気持ちはあるものの、まだ明確な恋愛感情がないことになります。
しかも相手の勢いに押されているので、このまま進むと後退する未来も予想できますよね。
これらの結果に未来とアドバイスカードを加えたら、より精度の高い好意の程度感が分かることでしょう。
余談ですが、もしも相談者へのアドバイスカードに【太陽】や【恋人】があれば、相手の躊躇している様子は生来の性格だと推測できます。
2.各アルカナへのQ&A
Q.相手の顕在意識や潜在意識に、
【戦車】
【星】
【ワンド1】
などがある場合、恋愛感情があると言えるのか？
A.それだけでは言えない。
相手に明確な恋愛感情があるのと、相手との恋愛に前向きであることは、決してイコールではありません。
特に相手が女性であったり、ネット上での出会いでまだ顔合わせをしていなかったりした場合、審査期間が設けられている可能性があります。
それこそ他に、【カップナイト】や【ソード6】などがあれば、慎重さも垣間見えることになります。
Q.現状や相手の気持ちに、
【恋人】
【女帝】
【太陽】
【カップ1】
などが出た場合、『恋愛感情がない』となるケースはあるのか？
A.ケースバイケースですが、あります。
現在や潜在意識は、占い師によって定義が異なるので割愛します。
顕在意識に【恋人】が出たら、恋愛感情アリで良いでしょう。
しかし【女帝】は、「私はモテている」という思考の可能性もあります。
対象が男性だった場合、相手の象徴（人物）カードとして認識できるのであれば、恋愛感情アリと言えましょう。
【太陽】は単に前向きなだけで、恋愛感情とまではいかない可能性もあります。
【カップ1】は対人としての好意もあり得ますし、【カップ2】、【カップ3】などは対象への感情以外にも意味はありますから、一概には言えません。
3.重要なまとめとおまけ
ここまででご理解いただけたかと思いますが、まずは『アルカナ数枚で白黒を判断するな！』です。
仮に1〜4枚引きだった場合、あくまでそれは簡易的なスプレッド。
断定できる判断材料にはなり得ません。
（ただし、占い師として断定できるとルール付けている場合は除く）
また、"大アルカナ＞小アルカナ”のように、アルカナには明確な強弱があります。
自身の中で各々の強弱が把握できていないと、人の感情の程度感も把握できません。
意識することは2つ。
・アルカナに対する理解を深める
・占いを何度も行い、自身の占いの傾向を掴む
占い結果は、占い師によって様々です。
細かい理由を説明すると長くなるので以下を参考に、まずはこの事実を認識してください。
以下は、ご相談を受けた内容へのQ&Aです。
Q.スプレッド全体でスートの偏りがある場合、
1.カップが多ければ恋愛感情アリととらえてもOKか？
2.恋愛感情の有無（可能性）をスートごとに順位づけることはできるか？
（ (高)カップ>ワンド>>ペンタクル>ソード(低) という感じに）
A.大前提、あなたが占い師として、スートを重要視する必要があるのか否かが重要です。
例えば私は、スートをあまり採用しません。
あなたが採用しているのであれば、恋愛感情の判断材料にしてもOKです。
しかし本記事で何度も申し上げているように、スートだけで判断するのは論外です。
スートの順位付けにしても、己の中でしっくりきて、自身の占いの軸として成立しているのであれば自由です。
以上です。
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— 詳細を話す占い師・コタ (@detail_kota) July 28, 2023
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