逆境受験(ひとりぼっちの2ヶ月戦争)第17話【想定外】
[前回までのあらすじ]
中学3年生のヒメちゃんが、クリスマスに入塾して2ヶ月後の高校入試にチャレンジすることに。
しかし、志望校合格ラインに[50点以上]も不足し内申点は受験合格ライン最低ランクという最悪な成績でした。
2週間後の学期末テストで、成績を上げないと受験すら不可能となります。
数学の学期末テスト対策から授業を始めましたが、教科書の定理すら全く覚えてない状態でした。
更に、授業で確認テストで満点でしたが2日後の授業では、全て忘れていました。
そして、新授業方法により次の日の確認テストで忘れることもなく満点をとりました。
私『いよいよ、応用レベルだよ。』
私『複数の定理を使い問題を解くんだよ。』
私『まずは、例題を5問書くね。解き方を3回ずつ説明するよ。』
私『説明途中で、質問を何回もしていくからね。』
ヒメ『自信ないな‥。』
結果、ほぼ解けませんでした‥‥。
各定理は、完全に理解して各定理単独の問題は解けます。
しかし、定理を複数使う問題になると何の定理を使うのか分からなくなってしまうのです。
私『まさか、ここまで説明し質問して確認したのに‥‥。』
私『想定外だ‥‥。』
【新たな授業方法の考案】
そこで急遽、考えた方法が円周角の定理を2つだけ使用して解く問題にしました。
更に、問題の図形を定理に合わせて分割して説明をしながら質問することにしました。
ここで注意するのは、前から言っているように《受け身授業》を行っては駄目ということ。成績が低い生徒は、学校や塾の授業についていけなく授業が苦痛だと言っています。
授業中に指名される生徒は、成績の良い生徒達ばかり。どうせ自分は指名されることもないから考えても仕方ない。
思考を停止しているんですね。
常に、《考えさせる・発言をさせる・授業に参加させる》ことが重要なんです。
『主体的授業』を行うことが、<思考力>を育み成績を急激UPさせることになるのです。
次回、第18話【ケアレスミス】
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