逆境受験(ひとりぼっちの2ヶ月戦争)第28話[共通点]
【前回までのあらすじ】
クリスマスの日に中学3年生のヒメちゃんが入塾してきました。
受験まで2ヶ月しかありません。
『第1志望校に絶対合格させてください。』という母親の必死のお願いに断ろうとしていた私は入塾を了承しました。
しかし、成績データを見た私は愕然としました。
志望校合格最低ラインに50点以上も不足し、内申点ランクは最低ランク。
定期テスト成績は、学年最下位に近い点数でした。
授業が始まりましたが、小学生レベルから理解していませんでした。
授業時間数も全く足りず、学習意欲も低く経験したことのない過酷な受験になることを覚悟しました。
学期末テストで成績を上げないと受験そのものが不可能になるので受験対策を中断してテスト対策を始めることに。
しかし、学期末テストまで2週間しかありません。
<学期末テスト対策英語>
やっと中学3年生の文法に戻れましたが、テスト範囲の現在分詞と過去分詞について全く分からないと言うヒメちゃん。
基本文法を徹底することから始めました。前に基本文法を複数の例題を図式化授業で説明していました。
その例題の中で代名詞や名詞や人称が、全く分からないということで中学1年生にその都度戻って復習していました。
ヒメ『現在分詞と過去分詞の2つの文法を勉強するのは面倒だな。』
ヒメ『何で同時にやるの?』
私『教科書を見てみて。』
私『同じページに現在分詞と過去分詞の2つの文法が書いてあるよね。』
ヒメ『本当だ。』
私『それは、現在分詞と過去分詞の文法には共通点が多いんだ。』
私『というより、ほぼ同じ。』
私『だから同時に学習した方がいいんだよ。』
私『その説明を2つを比較しながらするよ。』
次回、第29話【驚き】
いいなと思ったら応援しよう!
自信を失ない悩み将来の夢を諦めている子供達、成績が低く自分を過小評価し無気力な子供達、成績の伸び悩み、志望校変更の悩み、家計が苦しいなどの多くの子供達を今後も救いたいです。
サポート頂ければ、このような子供達に希望を与えることができます。お困りの子供さん、ご紹介も有難いです。