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「学習のデザイン」を英語でライトニングトークしてみた

大学院で学ぶ「学習のデザイン」まだ後期のオリエンがはじまったばかりなので今日は授業のアップデートはありません。(来週もかも)

代わりに先週、英語でのデザインのミートアップがatama+さんで行われまして「学習のデザイン」の話がうってつけだと思い、ライトニングトークをしてきました。スライド形式で共有します。

内容はこれまで整理したことが主ですが、英語にしてみたことで考えをシンプルにするきっかけができました。


Introduction

こんにちは、Taloです。(英語で話すときは、Rが発音難しいのでLで通しています)

UX(ユーザー体験)のデザインをしています。

最近は、学習の体験デザインに興味をもっています。

今日は「学習のデザイン」についてお話しします。

対象は学校です。さあ、学校でどんなデザインが考えられるでしょうか?今日は3つほどぼくのアイデアを紹介します。

Materials

1つめは学習教材です。

こちらは中学校の娘の国語のテストです。ここにデザインの課題がたくさんあるのですが、見つけられるでしょうか?

まず、問題文と質問が別ページなことに気づきます。行ったり来たり見返すことは、はたして学習に役立っているのか?答えはNoです。

また、実に多くの種類の番号が見つかります。違いを理解しようと覚えることで本来解くべき質問を忘れてしまいそうです。

TOEICのテストはよくデザインされたテストです。問題文と質問は1枚に収まっているし、番号は2種類だけで一貫しています。

Classes

2つめは授業での教え方です。

黒板をこのように使ってみてはどうでしょう?左は基本、右は応用といった分け方です。

左に基本的な解き方を書きます。これはこのまま残しておきます。

そして右にちょっと応用の問題を書き加えます。左を見ながら考えていけば答えにたどり着くことができるはずです。

ステップ・バイ・ステップで、難しい問題にも挑戦できます。

こんなように、ちょっとの工夫=デザインだけで、分かりやすい授業を行うことができます。

Creativity

3つめは創造性です。さて、学校で創造性は学べると思いますか?

ブルーノ・ムナーリは、子どもたちに木の描きかたを絵のような法則を使って教えました。算数や理科的なアプローチですが、美術・図工の授業でもあります。

美馬のゆりさんは、アトリエスタイルの空間は美術だけでなく、共同体としての学習環境として効果的であるということを述べています。

創造性とはセンスの有無ではなく、

国算理社に図工や音楽などが創造性の源です。

例えばぼくが何かをデザインするときは、言葉や論理を用いたり、歴史や地域特性などを意識して創造的な考えをカタチにします。つまり、創造性は学校から学んでいたといえます。

ただ、やっぱり学校に通ってた時の授業は退屈でした。ブルーノ・ムナーリのような授業があれば、もっと創造的になれると思います。

そのためには「混ざった学習」が、創造性のヒントになると考えます。阿部雅代さんは百科的な学びを提唱しています。

Wrap up

デザイナーは学校の先生はなれなくても、混ぜる学習をデザインすることはできます。なので、僕はこのデザインをいま研究しています。

興味がある人はぜひ意見交換しましょう。今日の授業は以上です。ありがとうございます。

デザインとビジネスをつなぐストラテジーをお絵描きしながら楽しく勉強していきたいと思っています。興味もっていただいてとても嬉しく思っています。