データ分析は「コミュニケーション」のためにある?#03 THE GUILD勉強会レポート
第3回目となる、THE GUILD勉強会 #03 「データ×UXデザイン」へ参加してきました!
全体の流れは他の方のレポートやスライド資料にお任せして、ここではデザイナーの私ならではの感じたことや考えたことベースでお届けします!
▶ 整理、言語化・可視化、そしてコミュニケーション
登壇者のみなさんの話で共通していたのは、データを活用するのはあくまでも「メンバーやクライアントと“コミュニケーション”をとるため」で、さらにそこから「ビジネスの成果を出す」ことでした。
▶ データはあくまでも「材料」
データはあくまでもデータであって、データをとることだけに執着したり、それが目的になっていけないというのは、dely社の大竹さんとアドビシステムズ社の山田さんの話で共通していた部分でした。
“データは意思決定のための材料!
用法用量を守って正しく使いましょう”
大竹さん(dely)
“ちゃんと目的と目標を言語化することで、
AI(データ)で分析すべき内容や施策が出しやすい”
山田さん(アドビシステムズ)
▶ メンバーへのアプローチ方法
THE GUILD社の安藤さんと、日経経済新聞社の鈴木さんの話を聞いていて、それぞれメンバーにデータを扱ってもらうためのアプローチが違い、メリット・デメリットがあるんだなと感じました。
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▶ 印象に残った内容メモ
「肌感」
dely社の大竹さんの話:
課題事実・原因仮説・解決策までをしっかり整理してから、アイデアの検証をしている。その検証方法は「ユーザーテスト」がメイン。なぜかというと、ABテストだとなぜそうなったのかわからないが、実際にユーザーテストでみることで、肌感でわかるのが良い!
失敗パターンで紹介していた「2. データを間違って解釈する」も、実際に目の前でみたらわかる。
「使い分け」
アドビシステムズ社の山田さんの話:
山田さんの話の中で「プロセス」「目的」「指標」「ディメンション」「分析」「施策」とたくさんのワードが出てきたが、何よりも似てるようで違うそれぞれの概念をしっかり言語化し、使い分けて進めていく重要性を説いていらっしゃいました。
この辺をちゃんとやらないと、お客さんと話がごちゃごちゃになってしまうのだそう。共通認識を持つためにはコミュニケーションですね。
「ダッシュボード問題」
THE GUILD社の安藤さんの話:
ダッシュボードがあまり有効活用されていない。現実世界に置き換えると、飛行機のコクピットみたいだというのは、とっても共感。
「インフォグラフィック」
THE GUILD社の安藤さんの話:
(↓さらっとメモ書き置いておきます。)
「Slackでデータ分析」
THE GUILD社の安藤さんの話:
初期段階ではまだ何がその会社にとって重要なKPIか定まってないので、ダッシュボードをいきなり作らない。noteではSlackを活用しているとのこと。そういうとコミュニケーションが発生しやすい。他の人のデータの見方を可視化できるのもメリットだそう。
(なるほどー!その発想はなかった!と思った、今日聞いた中で一番やってみたい話でした。)
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▶ 登壇者のスライド資料
日経経済新聞社の鈴木さん:
創業140年の古い会社でデータの民主化を進めた話 / nikkei data driven 20180823 - Speaker Deck
THE GUILD社の安藤さん:
デザインとコミュニケーションで改善するデータのUX - Speaker Deck
dely社の大竹さん:
認知バイアスを回避するためのアイデア検証プロセス / Validate Ideas - Speaker Deck
アドビシステムズ社の山田さん:
UX/UIを高度に改善!AIを有効活用するポイント
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