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体験のデザイン I 論文と作品に挑戦する山﨑研究室修士の修了展
武蔵野美術大学・造形構想学部の山﨑研究室の修了展は、2023年1月20日 (金) より 1月22日 (日)まで、市ヶ谷キャンパスの地下2階で開催しますので、ぜひおいでください。
今年は8名の修士のオリジナリティある研究もとても興味深いです。山﨑研究室では、研究としての論文と作品の展示の両方に力をいれています。まさに造形(作品)構想(論文)を実践しています。地下2階の展示は表現としての作品のように見えますが、その裏には調査、実験としての研究がありますので、「展示」(地下2階)だけではなく「論文」(5階のエレベーター前)もご覧になってください。
8名の研究のうち、内田さん、大谷さん、櫻井さん、中原さんの4人は和歌山県すさみ町の人たちに研究協力してもらいました。ありがとうございました。
山﨑研究室とは?
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体験のデザインの修士研究
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岩井⼤志:触れてつくる体験
■研究タイトル: 非専門家のための情緒的価値をもつ3Dモデル造形検討ツールの提案
■研究概要:デジタル上のマルチデータを身体なインタラクションを用いて扱うことを探求
■プロフィール:なんでもやってみることをモットーに生きています。触れるAI(Tactile Candidate Spaces)を目指して研究しています。好きな探検家はエド・スタッフォードです。
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内田亜樹:子供が地域にない経験と見聞に触れる体験
■研究タイトル:地域格差を超えて社会で活躍する人が持つ要素とその社会実装
■研究概要:地域格差を超えて活躍する人に共通する外的要素と内的要素を調査し、重要な要素の社会実装方法を提案する
■プロフィール:田舎で育ち、東京に来て感じた地域格差について関心を持ち研究しています。六本木ヒルズもイオンモールも同じくらい好きです。趣味は路線図です。路線図を眺めてはふふっとしています。
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大谷真菜:キッチンで創造性を育む体験
■研究タイトル:共創の場における創造性を育むきっかけ作りの提案―キッチンでの料理の事例―
■研究概要:共創の場においてキッチンでの料理を通じて個人の創造性を育むきっかけを作る方法について提案する
■プロフィール:三度の飯より飯が好きです。日常の7割は食べ物のことを考えて過ごしています。今年のやりたいことは、久々に台湾に行って一眼で街中の写真を撮りつつ食い倒れることです。
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カク テキ:洛陽の歴史文化を感じる体験
■研究タイトル:洛陽の歴史文化を活用した造形デザイン
■研究概要:歴史文化を活用し、洛陽の魅力的なポイントを新しい視点から取り入れた造形デザインを作り出すこと
■プロフィール:中国の洛陽出身。視覚伝達とファッションを勉強して武蔵美に進学。伝統文化と歴史、模様、ファッションが好き。ジャニーズのコンサートに行きたくて日本に留学した。
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櫻井 梨桜:ギャルマインドでアゲなソサエティの体験
■研究タイトル:ギャルマインドの定義と社会をアゲていく提案
■研究概要:ギャルマインドで社会をアゲていく為にギャルマインドの定義 B
■プロフィール:ぱりぴぎゃうのりーたんやで。大阪芸大アニメ出身🦋
ギャルの研究してアゲ⤴︎なSOCIETY目指してまつ💙💫
来世はアライグマの家族に生まれ変わります。
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中原 采音:贈与を利用した食備蓄をする体験
■研究タイトル:防災行動を促進するためのサービスデザイン
〜家庭で食備蓄を始めるきっかけを生み出す提案〜
■研究概要:意識の低い若者を対象に「贈答」行為に着目した 非常時のための食備蓄を始めるための仕組みを提案する
■プロフィール:出身は名古屋。名古屋の美大で建築・プロダクトを専攻したのち大学院にて武蔵美に進学。好きな言葉は“Love Life You Live”。白いふわふわのはんぺんが主食。
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平塚翔太:異質の他者との衝突の体験
■研究タイトル: 法の伝達に関するデザインの研究
■研究概要:法律の専門家に向けて、市民に法的思考を伝達するためのコンテンツの制作に関し、4つの指針を提案する
■プロフィール:Difficilis facilis, iucundus acerbus es idem:
Nec tecum possum vivere, nec sine te.
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脇 匡史:あいまいさの体験
■研究タイトル:プロダクトデザインにおけるあいまいな感覚をあいまいなまま扱うためのあいまいな造形表現の研究
■研究概要:人間のあいまいな感覚をあいまいなまま扱うための造形表現を提案する
■プロフィール:プロダクトデザインを生業にしています。
暇さえあれば寝ていたいと思っています。
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ゼミの紹介
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山﨑ゼミの4年生の作品も素敵です。
■武居杏:「大人になったお友達」に贈る紙芝居
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■山口祐香:ゲーム性と創造性を考慮した 誰でも楽しめるスポーツデザイン の研究
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■杉浦 有香:あなたに贈る水引グッズの制作
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■榊原宏介:サーキュラーエコノミーを考慮したスニーカーの作品研究
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武蔵野美術大学 市ヶ谷での卒業・修了展2022
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山﨑研究室2023年の修了展は下記の日時に市ヶ谷キャンパスの地下2階で開催します。
■日時:2023.1.20 (金) ー 2023.1.22 (日) 10:00 ー 20:00
■会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス
東京都新宿区市谷田町1-4
■詳細はこちら:https://cicl2022.studio.site/
■事前申込はこちら:https://www.ocans.jp/musabi/schedule?fid=B4qGcW5D&fbclid=IwAR0y2mHRNRlXI0EjGM-YpGoX1VMXP8U4W0_i0VawOAZjPJ1Q6bEivtskxR0