【#7】世界標準に飛び込む (could)
couldはcanの過去形でしょ?
いまさら何? 知ってるよ、簡単、なんて思ってませんか?
過去形だけでなく現在の話しでも普通にcouldって使えるんですよ。
可能性の話をする時に大活躍するものなんです。
ニュアンスの違いを覚えたら会話でも使えて便利なんですが、
あまり日本では重要視されてないみたいですね。
ニュアンスが違ったら誤解も生まれます。とっても大事。
【Unit 27】could
「今夜映画にでも行く?」と聞かれて
We could go to the cinema.
これは過去形ではありません。可能性です。
canでもあってます。もし本当に行く気なら。
couldの方が行く可能性は低いんです。
「映画?あー、まぁいいかもね」くらいです。
「行こう」とは言ってないのです。
canで答えると「よし行こう」になります。
だからあまり乗り気でない時には
Yah, we could….
と はぐらかすことができるんです。
■ I could stay here forever.
「パリ良すぎ、一生いれるわー」
過去形の話しではありません。
一生いれるわーという表現であり非現実的。実際、一生いれないですよね。
同じくこれも
■ I'm so tired. I could sleep for a week.
「超疲れたー、1週間寝てられるわー」
めちゃくちゃ疲れたことを表現しているだけで、実際にはムリですよね。
そして現在形です。
■ The weather can change very quickly in the mountains.
山のお天気は変わりやすいよね(一般的な天気)
■ The weather is nice now, but it could change later.
今は天気良いけど、後で変わるかもね(今日の天気)
こういう表現をする時はcouldに力を入れて話すことが多いです。
■ The story could be true.(その話しは本当かもね)
注:can be trueとは言いません。
■ She could get here at any time.(彼女はいつ来てもおかしくない)
すべて現在形です。
■ I couldn't live in a big city. I'd hate it.
都会には住めないわ、無理。(現在形・自分には無理)
■ I couldn't run 10km now.
「今はもう10kmとか走れないわ(もう無理)」
学生時代に陸上部だった人など・nowもあるし立派な現在形
*I can't run 10km now. なら、え?ケガしたの?みたいになります。
■ I couldn't run yesterday.
「昨日は(足痛かったから)走れなかった」
単なる上の*例の I can't run 10km now. の過去形
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いかがでしょう。couldの使い方を理解しているとこんな風にいろいろ表現できるんです。便利ですよね。特別に新しい単語を覚える必要もなし。すでに知ってるcouldを使いこなすだけで、こんなに会話に深みが出るんです。
You could change the way you study English by just reading this.
「これ読むだけで英語の勉強法が変わるんです」
↑このcouldはどれかな?もうわかりますよね?
ちょっとアプローチを変えるだけで物事が違って見えてくるのではないでしょうか。
Language learning is all about discovering new ways to express yourself.
ナチュラルな英語がもっと日本に広がってほしいです。
多くの方に読んでいただきたいです。あちこちにシェアをしていただけると本当に嬉しいです。
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