グルテンとうつ病
今回はグルテンとうつ病について紹介します。
皆さん、「グルテンフリー」という言葉をよく耳にすると思います。しかし、聞いたことがあるだけで、「グルテンって何」という人が多いです。
それなので、グルテンの説明からします。
そもそもグルテンって何?
グルテンはタンパク質の一種で小麦や大麦から作られます。
グルテニンとグリアジンに水を加えて、こねると、グルテンという物質が生成されます。
グルテンは弾力性やパンにもちもちした食感を与えます。
グルテンとうつ病ってどう関係してるの?
グルテンって人によってはお腹を壊す人もいるみたいです。他には倦怠感や抑うつの症状が出る人もいます。
食生活をグルテンフリーにしたことにより、腸内環境がよくなります。腸は「第2の脳」と言われていますよね?脳にストレスを感じると腸に影響し、逆に腸内環境が乱れると、脳に影響します。これを「腸脳相関」といいます。腸内環境を乱さないことにより、うつ予防ができるといえます。
うつ病ではないですが、同じ精神疾患の統合失調症患者の方は、グルテン感受性を持っている割合が健常者と比べて高いことがわかりました。
そしてグルテン感受性を持つ患者は、持たない患者に比べて、抗精神病薬の投与量が多いこともわかりました。
近年の研究では、精神疾患と栄養の関連性が示唆されています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?