型を大切に
昨年から、文章を書くことのお勉強をさせてもらっていて、今も継続中だ。
もともと文章を書くということに興味があって、上手くなったら良いなと思っていて、そこでたまたま勉強できるという場所を見つけて、通うことになった。
書くということに興味はあったのだけれど、基本的なことって実は何も知らないや、と思ったので勉強できる機会をもらえたのはすごく良かった。
それから、色々なところで目にする文章、ネットの記事とか新聞とか本とかの「構成がどんな風になっているのだろう」「筆者が一番伝えたかったことってなんだろう」と、書き手側の気持ちを考えながら読むことが増えたと思う。
そうやって、視点が変わったり見方書き方を教えてもらったおかげで、前よりはだいぶんましになったんじゃないかと自分では思っている。
まだまだ、言いたいことがうまく書けない、読み手の求めるものが何かわからない、と課題はたくさんあるけれども。
勉強する中で一番はっとさせられたのは、
型は大事だ
ということ。
「これを伝えたい」という自分の気持が先走りすぎて、書きたいことを書きたいようにしてしまうと後から読み返して「?」となることがあるし、書きたいものをすべて詰め込みすぎると結局何が言いたかったのか分からないような文章になったり。
基本の型を自分の頭の中に常に置いておいて、走りすぎてしまわないようにするのが大切。
「型にはまるのは良くない、個性を出せ」という意見もあるのかもしれないけれど、個性を出すのはまず基本ができてから、その先に自由度を広げていけばいい。
例えば「多くの人が読み解きやすい」とか、「その順に並べると人間の脳が追いやすい」とか型というのは何かしら意味があって出来たものだ。
世の中に提唱されているすべての ”型” が正しいとは言わないけれど、自分でやってみて「これは使える」「これは良い」と思う型は、ぜひ、自分に落とし込んでいきたいものだ。
型という根っこがしっかりしていたら、個性という枝葉も存分に伸びやすい。