こころのささくれ。
どうにも忙しくて、こころが疲れてささくれてしまった。
やることを端から片付けて、あちこち動き回って、色んなことを考えていたらあっという間に一日が終わっていて、家に帰ったら「もう誰とも話したくありません……」くらいに疲れていた。
一日の人と話すためのエネルギーを、だいたい仕事で使い切ってしまった感じ。
一週間くらい前からどうもからだも疲れているサインが出ていて、それは足の裏が凝り固まっている感じがしたり、背中や腰が痛かったりするのから分かったのだけれど、「これは、良くない」と思った。
まあ、からだは早く寝たりしてなんとか休めるとして、問題はこころのささくれだ。
はぁ。
どうしよう。
となんとなくネットを見ていて、ふと思い立って検索したのが ”犬と猫” 。
猫の間抜けな姿とか、子犬の愛くるしい姿をぼーっと眺めていると、自分の心がだんだんとほぐれていくのが分かった。
生き物のちからって本当にすごい。
人間という生き物によって疲れても、別の生き物で癒やされるなんて面白い話だけれど。
もしかしたら、別の生き物だからこそ、癒やされるのかもしれない。
違う生き物であればはなからそんなこと考えないのだろうけれど、同じ生き物だと「分かるよね?私の言いたいこと?」という無意識の共感を求める気持ちが生まれる。
それが受け入れられないことにストレスを感じて、疲れを貯めてしまうのかもしれないなぁ、と子犬のころころ転げる姿を眺めて思った。