海外食巡り#4 フランス編
かなり昔の話ですが、フランスのパリには、新婚旅行で行きました。タイトル画像の凱旋門やエッフェル塔、ルーブル美術館にも行きました。ツアーガイド付きのパック旅行だったので、パリ周辺の主な観光地が組み込まれていました。
ベルサイユ宮殿もオプションコースに入っていましたが、妻の希望でそこには行かずに、オルセイ美術館に行きました。ガイドさんから習った即席のフランス語を使って、切符購入窓口では「ドゥ カルテ シュルブプレ (切符を二枚下さい)」と言って、地下鉄でオルセイ美術館に行きました。オルセイ美術館は、近代絵画を集めた美術館なので、美術の教科書に出ているような有名な絵画が数多く展示されていました。絵画の知識がない人でも十分楽しめるので、絵が好きな人ならルーブル美術館よりもお薦めです。
パリでは、本格的なフランス料理を頂く機会がありました。これは、ツアーに組み込まれていたわけではなく、予定通りに行けなかった場所の穴埋めとして、旅行会社から頂いたものでした。店は数店から選べましたが、私たちは宿泊していたホテルに近いレストランにしました。
最初に出てきたオードブルは、フォアグラとキャビアを使った料理だったと思います。そんなに何度も食べたことがあるわけではありませんが、フォアグラは少し苦手です。フォアグラのネチョっとした触感や、脂っこい味が好きにはなれないからです。元々、庶民の舌なので、高級なものには馴染みがないのです。
それから、肉や野菜の料理が供されたのですが、詳しく思い出せません。不味かったら覚えているので、たぶん普通に美味しかったのだと思います。最後に、デザートとしてアイスクリームとコーヒーが出され、これで終わりだなと思っていたら、まだ何か持ってきました。これはよく覚えています。それは、10種類くらいの様々なチーズと葉巻でした。
日本ではこんな風習は聞いたことがありませんが、フルコースのフランス料理では、食後にチーズと葉巻は定番のようです。ひょっとしたら、フランスでは「チーズは別腹」みたいな諺があるのかもしれません。結構お腹いっぱいでしたが、小さなチーズを2-3個頂きました。葉巻のことですが、私はタバコは吸わないし、ましてや葉巻の吸い方(作法)は知りませんので、丁重にお断りしました。