チコちゃんの原点!? 『カリキュラマシーン』を知ってますか?
NHKの『チコちゃんに叱られる!』を見ていたら、無性に懐かしいメロディが流れてきました。オープニングに使われているのは、『カリキュラマシーン』という、一部の人に絶大に支持された”伝説の教育番組”のテーマソングです。本家は歌詞付きで、「シャバデュビデュバ シャビィデュバ シャバデュビデュバ シャンララン」という、何ともオシャレなスキャットになっています。作曲は、あの宮川泰先生です。
『カリキュラマシーン』は、1970年代に毎朝やっていた15分の子供向け教育番組です。Wikipediaによれば、アメリカの教育番組『セサミストリート』を目標とし(?)、教育要素に『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』のギャグエッセンスを加えたものだそうです。私はリアルタイムで見ていましたが、教育の部分より、番組中にあるナンセンスなコントに惹かれて見ていました。
いまでも鮮烈に覚えているコントがあります。吉田日出子さんが扮するパーマ頭のお母さんと、藤村俊二さんが扮する十円ハゲのある子供の親子コントです。最初に、子供役の藤村さんが泣きながらお母さんに訴えます。「こんなご飯、嫌だ~」。次に、お母さん役の吉田さんが半笑いで言います。「好き嫌いは、いけません!」。最後にちゃぶ台が大写しになります。そこには、ヘビやクモやゲジゲジなどのおぞましいオカズが、ちゃぶ台一杯に並んでいます。
教育の部分で覚えていることが、一つだけありました。それは、特別な読み仮名”お”に関する歌です。大人になっても、読みがなの”ぉう”と”ぉお”で迷うことがあります。この歌は、読み仮名が”ぉお”となる特殊な例だけを取り上げた歌です。この歌を覚えていれば、読み仮名を間違えることはありません。なんと、Youtubeに歌がアップロードされていました。興味がある方は聞いてみてください。カリキュラマシーンには、漢字やカタカナは出てきません。右の歌詞は私が参考のために付けたものです。
「特別な書き表し方をするお段の長い音の歌」
おおよそ とおの ほおずきと 凡そ 十の 鬼灯と
こおった こおりで おおわれた 凍った 氷で 覆われた
とおくの とおりを とおってる 遠くの 通りを 通ってる
おおくて おおきい おおかみ 多くて 大きい 狼
おお! Oh!
ちなみに、私は国語のテストで遠縁の読み仮名を散々迷った末に、”とうえん”と書いて、間違えたことがありました。これを間違えていなければテストは100点でした。この歌を、その時に知っていれば・・・。悔し~!。