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№347 貪欲に本を読も。

とくに20代、
それも会社に入ってまもないくらいには、
自己投資の意味からも、
たくさんの読書をすべきです。

自己投資とは
お金をかけることだけではなくて、
自分の時間を有意義につかうことでもあります。

30代になると、
忙しさは20代の比ではありません。

忙しすぎて、
本を読む時間すらなくなってしまいます。

でも
本と映画から学ぶことは本当に多いので
超絶忙しいかったとしても
ボクは読書の時間を取るようにしています。

そして、読書をしていると
よく、なんの本を読めばいいですかー?
と尋ねられたりしますが、
気になったものを手当たり次第!!
でもいいかもしれません。

それでもなにがおすすめかと聞かれたら、
やはり歴史の本ではないでしょうか?

なぜ歴史をおすすめするかというと、
学ぶべき点が充実しているのです。

人間とは、時代が何百年前であろうとも、
本質的には変わらないものです。

だから歴史の本を読むと、
欲望や成功、失敗も、
ああやはり同じことをくり返しているのだなー、
という事がわかります。

そんな発見や再認識が、
きっと人生哲学につながっていくのです。

歴史にはどこかに自分が引っかかる時代やテーマ、生き方があるはずです。

ボクの場合は、鎌倉時代の僧、道元でした。

南宋時代の中国で新しい学問、
ライフスタイルに接して、
日本に持ち帰り伝道してきたという生きざまに、
メチャクチャ強い関心をもちました。

そして、道元をきっかけに
ボクは中国にも興味をもち、
今も中国の歴史や古い話が大好きです。
#今の中国とは本質的に違うんだけどね

こんなふうに一点でも引っかかると、
好奇心がますます広がっていきます。

自分が生きているあいだに読むべき本や
観ておくべき映画、アート、
聴いておくべき音楽があるだろうと、
25歳ごろにふと考えたものです。

好きキライを抜きにして、
時間をかけてでもいいから、
それらに触れるべきだと思ったのです。

素晴らしいことがあることを知らずして
一生を終えるケースもありますが、
それではあまりにももったいない。

対象がなにかは自分で調べて決めるべきで、
結局は美しいものということになるでしょう。

つまり、自分の感性を磨いてくれる文化に
ふれる時間を積極的に作るべきです。

たとえば
国宝や重要文化財のような美しいもの、
名品を観るなど、20代の頃は
いろいろなことに自己投資をして、
貪欲に吸収していくべきだと思うのです。

若く悩みを抱えていたボクは、
それを打破するひとつの方法が読書でもあったのです。

本によって
未知の事実に衝撃を受けることがあると気づき、
知らないことがもっとあるだろうと
好奇心がつのっていきました。

展覧会や演劇、歌舞伎や能といった古典芸能、
コンサートに出かけるのも自己投資。

出かけても、なにも理解できなかった経験も、
もちろんありました。

でもボクは
なにもいいところを見つけられなかった自分がいけないのであり、
いつか機会があったらもう一度チャレンジしようと考えます。

つまらなかったと否定するのは、
いちばん簡単な評価です。

でも、それではその時点で好奇心が終わってしまう気がするのです。


社会のしくみとして、なにごとも参加するには、
先にリスクを払わなければなりません。

つまり、タダではなにも得られません。

自己投資に時間やお金をつかうことは、
それと同じ感覚でしょう。

リスク=代償なくして、
なにも得ることはできないのです。

とにかく文化に触れて、
感動というリターンという、
いわゆる経験を積むことが大切なのではないでしょうか?

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