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iPad mini(A17 Pro)を買った
アップデートされた iPad mini を買った。手持ちの iPad mini 6 からの大きな変化点がなく、どっちでもいいかなぁと思ったのだが iPad mini はタイミングを逃すと次回のアップデートがいつになるのかがわからないので買うことにした。一日使ってみて劇的な変化は感じられなかったが、細かいところはよくなったし、今後の AI の対応も含めた投資だ。
僕の iPad mini の使い方
自宅のデスク前にいるとき、 iPhone は MagSafe で貼り付けてスタンバイモードにしており、 iPad Pro は Magic Keyboard に貼り付けて動画や音楽アプリを表示させている。なので、いずれもタッチ操作するためにはマグネットから剥がすというアクションが必要になる。
で、iPad mini だけはフラットにデスク上に置いてある。ということで手に取りやすい。僕はタイピング以外ならやろうと思えば iPhone 1本で全部やってしまえるのだが、ちょっとブラウジングしたりSNSを見たりするのは iPad mini の方が画面が大きくて見やすい。iPad だとデカすぎて取り回しにくい(ちょっと触って、一旦机の上に置いてなにか他のことをする、みたいなときに場所を取りすぎる)
Apple Pencil を使って手書き入力するのも、本腰を入れて書きながら考える時は iPad Pro を使うのだが、ちょっと急ぎメモを一行書きたい時は iPad mini を使う。手軽なので。
また、出かける際、iPad mini はとりあえずカバンに放り込んでおいて使わないなら使わないでいいやと思えるサイズ感だ。iPad Pro はデカいので持ち出すかどうか判断がいるし、カバンのサイズも大きくなる。重いし。
あと明確に iPad mini でしかできないことがひとつあって、このデバイスは漫画を見開きで読むのに唯一無二で他に代替手段がない。1ページずつであれば iPhone で読んでしまうのだが、見開きページが出てきた時にちょっと損したような気分になる。漫画によっては iPad Pro で読むのだが(弐瓶勉の漫画はデカい画面で読みたい)ほとんどの漫画はもう少し気軽な端末で読みたい。その観点で考えると iPad mini の代替デバイスがなく、これは重要な役割だ。
活字は Kindle PaperWhite を使っていたのだが、最近はこれも iPad mini に寄せてしまっている。 PaperWhite も好きなので新型の購入を検討しているが、ちょっと役割の細分化が進みすぎて物を管理するコストの方が高くつく印象がある。目に優しそうだし、充電を細かく管理しなくていいのは利点なんだけどね。
こう書き出してみると iPad mini というのは不思議な端末で、なければないで全然なんとかなりそうな位置付けではあるのだが、論理以上の感覚的な愛着みたいなものがある。なんでなんだろう? 手元に置いておくことの心理的な安心感と、とりあえず持ち歩いても邪魔にならないサイズ感・重量感のバランスがいいのかな。
買い替え検討
で、この用途と照らしても、正直 iPad mini 6 でも全然困っていなかった。特に動作もすごく重いというわけでもないし。なので悩んだのだが、以下の理由で購入することにした。
次回のアップデートがいつになるかわからない
AI 対応への投資。今後 AI 対応が必須ということになると手元の iPad mini 6 の引き取り価格が下がってくる可能性もある
Apple Pencil を Pro に1本化したい。iPad Pro と共用できて持ち物が減るしホバーやスクイーズの機能を mini でも活用したい
カバー(SmartFolio)に互換性があり買い替えがいらない
毎日使用するものだしスペックが上がる効果が積み重なるだろう
消極的な理由が多いのだが、 iPad mini 6 の時も悩んでいるうちに発売後1年半ぐらい経った中途半端な時期に買うことになってしまったので、今回サイクルを合わせることにした。
逆に懸念事項は以下で、ここが解決していれば積極的に即買いしていただろう。
Face ID 非対応。Touch ID は細い側面部に指を回す必要があり気を使うのと、他の端末とロック解除方法が異なることもあって Face ID にしてほしかった。あとは Apple Watch の解除に対応するとか
Promotion 非対応。他端末が Promotion なので、どうしても高リフレッシュレートに目が慣れてしまっていて画面全体をスワイプする際のカクつきが気になる。Apple Pencil のペンの先端の描画の追従性にも影響すると思われるので期待していた
よく言われるゼリースクロール現象については僕はあまり気にならない(横画面にしてホーム画面を左右にスワイプすると発生していることは認識できるが、あまり気にならない)ので、それはどちらでもよかった。
1日使った感想
届いて1日使ってみて、そつなく使いやすくなった印象だった。当たり前だが SmartFolio ケースもそのまま使えたし、最近は買い替えの際のデータ移行も iOS の機能に任せているので並べて置いておくだけだ。下取りも含めて公式に寄せてしまっているので手間なく入れ替えられた。
1日使って感じたところは以下。
Apple Pencil Pro
Apple Pencil Pro の機能(スクイーズ、ホバー)が使えるようになったことはやはり便利だ。これだけでもアップデートした甲斐あった。また、スペック向上の恩恵なのか、あるいは新端末を買った高揚感による錯覚なのかわからないが、ペン先の追従性も多少上がったような気がする(ペンの先端に対して線が遅れにくいような気がする)もちろん iPad Pro ほどではないが、これは大きい。
スペックアップ
正直 iPad mini 6 で十分だったので大きい変化は感じないが、①キーボード入力のサクサク感の向上 ②縦横に回転させた時の反応の速さ の2点でとりあえず恩恵を感じた。まぁこの後 OS がアップデートしていく中でスペックアップの恩恵も強く出てくるだろう。
ゼリースクロール
僕が唯一現象を認識できる、横持ちでホーム画面をスワイプさせた時に、よく見るとやはり発生しているのを感じる。ただ緩和されているようではある。もともとあまり気にならないので特に思うことはない。
贅沢な買い替えではあった
1日使った感じではちょっと贅沢な買い物な気もした。買い替えなくても全然よかった。ただ、今後 iPad mini は長い期間アップデートされないことが予想されるので、基本機能として AI が提供されて要求スペックが上がってきたタイミングで買い替えるかどうか悩み始めるぐらいなら、早く買って日々の使用感を向上させた方がよいだろう、という判断をした。
ちなみに Apple Pencil 、ちょっと書いて置いて……というときに、机の上に転がしておくと落としそうだし、かといって一筆ごとに側面に貼り付けるのもちょっと気を使う(最近の iPad は薄すぎて、Apple Pencil の方が厚みがあるので本体をやや起こさないと貼り付けにくい)ので、こういうスタンドに刺して立てて置くようにした。常に本体に貼り付けておくと、 Pencil を使わない時にはただ落とすリスクを背負うだけだし、タブレットのシンプルさが失われるので、解決策がないかと思って買ってみたが、よく機能してくれている。雑に刺してもしっかり立つのでおすすめ。