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もうすぐ退職するけど、今の会社での私の役割とは何だったのかを考えている。

世界一周の準備は着々と進んでいるつもりでいるけど、何か忘れてそうな気がしてならない日々を過ごしている中、退職の準備は着実に進んでいる。

引き継ぎで仕事が忙しくなるかと思いきや、意外と残業も少なくゆったりとした日々を送れている。中国留学前の小島瑠璃子にように段々と仕事をセーブしつつある。もうすでに私のフェードアウトは始まっているのだ。
もちろん暇なわけではないけど、私の仕事を引き継いでくれる人たちが徐々に私の仕事をしてくれているので、私は手を動かさずみんなにレクチャーする日々が続いている。

人に物を教えることは嫌いではないし、今まであまり関わりのなかった後輩と話せるのは嬉しいし、最近はなかなか楽しく仕事ができている気がする。

その一方で、ただでさえ忙しい先輩や後輩に仕事を引き継ぐのは苦行だなとも思っている。

誰かが辞めてその仕事を引き継ぐのは当たり前のことやし、絶対に申し訳なく思ったり、気にしたりしなくていいと思ってるんやけど、引き継ぎ中に先輩の口からぽろっと「あー人手が足りない・・・」というつぶやきが聞こえたり(本人は悪気があって言っているわけじゃないんやけどね)、後輩が苦しそうだったり。

私は「自分も周りも快適に働けるようにする」をミッションに掲げて仕事をしているのだが、特に後輩にはできるだけストレスなく働いてほしいと思っている。ラッキーなことにどの職場でも後輩に恵まれていたので、ずっとこの気持ちは持ち続けることができている。

引き継ぎの関係で今まであまり関わりがなかった後輩と話す機会が増えたのだけど、ここ最近なんか元気がない。もともと元気で明るいタイプではなく落ち着いている雰囲気の子なので、これがデフォルトなのか?とも思ったけど、やっぱ気になる。

最近関わり始めた私に心をオープンにしてくれるとは思わなかったけど、それとなく「最近しんどいー?」と聞いてみた。
こういう時、何て声をかけるのがベストなのかが私の永遠の課題だ。「大丈夫?」と聞いたら「大丈夫です!」って返ってくる気がするし、「最近どう?」はざっくりしすぎているし、相手の話を引き出す最適な言葉はなんやろか。

意外にも後輩は「いやー、ストレスたまってるっすねー。2キロ痩せましたもん。」と返答してくれた。
「全然大丈夫っすよ!」と言ってくれなくてよかった。

ここで本題に入るのだが、この会社での私の役割とは何なのか。

私の役割は「この会社の雰囲気を中和させること」である。

私が今働いている会社はいわゆるベンチャー企業で、従業員数も多くなく数年前に設立したような若い会社である。

ここで働いている人たちはベンチャー気質とでもいうのか、仕事に対して意識が高く、目標があって熱意がある人が多い。残業時間も長いし、自主的に休日出勤している人もいる。
私のように淡々と仕事をこなして定時そこそこで退社し、休日は絶対に働かないという強い意志を持っている人の方が珍しい。
私を雇ったことがこの会社最大の不思議である。
(私もなぜここに応募したのか・・・、不思議。。。)

この会社の雰囲気を作っているのは、やはり経営陣であり、「自分」という軸が薄い人はこの経営陣の雰囲気に染まりやすく、いつの間にか”この会社の人”になっている。
私は自分という軸がばちくそに太いテコでも動かない女なので、この会社の雰囲気に飲まれることはなかったけど、私以外にもこの時代錯誤な雰囲気に”馴染めない人”がいるんじゃないかなと思っていた。

今年は私以外に数人、この会社を退職しているのだが、”馴染めない人”たちが退職している気がする。

ストレスで痩せたと言っていた後輩もどちらかと言うと”馴染めない人”じゃないかと心配していた。

”この会社の人”にしんどいと伝えても「大丈夫やって!頑張っていこーや」なんて、すんごいポジティブな言葉を言われるのがオチな気がする。

違うねんな。”馴染めない人”たちにそんなポジティブワードはいらんのよ。そもそも私は「頑張って!」「頑張ろう!」っていう言葉が好きではない。だってみんな生きているだけで頑張ってるもんなーって思っちゃう。

だから私はこの雰囲気を中和させるべく「そんな頑張らんでいいってー」とか「あんまり無理せんときなー」と後輩たちには言うようにしていた。

でんでん×1人  VS  経営陣×数人では力が弱かったかもしれんけど、この3年間で誰かの心に響いていたとしたら、この会社に入った意味はあったんじゃないかなと思う。

ストレスで痩せたと言っていた後輩とも色々話して「上からあーだこーだ言われると思うけど、あんま気にせんと無理せん程度に仕事しぃな。」と伝えておいた。もちろん私がこの後輩の心を完全に癒せるとは思っていないし、来月辞める奴が何を無責任に言ってるねんって感じやけど、やっぱりこの言葉たちを言わずにはいられなかった。

なるべくこの後輩のストレスを減らすべく、引き継ぎはしっかりとしておこうと思う。
人に物を教えるのは普段使わない脳を使うから好きだ。
私は子供でも理解できるような分かりやすい言葉で説明するのが得意である。
後輩から「でんでんさんの説明めっちゃ分かりやすいです。」と言われると実はめちゃくちゃ嬉しい。

心配したり嬉しくなったり感情が大忙しや。


ちなみに私はどんな場面でも、場の空気を読み取って自分がどんな役割なのかを自然と考えてしまうクセがある。

ついこの間、東京支店に異動になる後輩と軽く私の送別を兼ねて部署の若い衆たちと飲みに行った。

メンバーは4人。

①年下の先輩
②私
③東京に行く後輩
④新卒の後輩

このメンバーだと②私は裏回し役である。
最近ハマっているラヴィットのレギュラー陣でいうとニューヨーク屋敷とかアンタッチャブル柴田みたいな役割。いや、けど屋敷とか柴田はMCもできるからちょっと違うのかな。私はMCはできない。MCが振ったネタを密かに裏でガンガン回すだけのタイプだ。ラヴィットレギュラーじゃないけどさらば青春の光の森田みたいなタイプだろうか。森田もMCできそうやけど。ま、いっか。

①年下の先輩はMC麒麟川島である。話題を振ってくれるし、どんなボケも拾ってくれる頼れる存在だ。

③東京に行く後輩は場の雰囲気をよくしてくれるAKBや坂道系のアイドル。この子がいるだけで場が明るくなる。

④新卒の後輩は少し天然でみんなのいじられ役。これもラヴィットレギュラーじゃないけどロングコートダディの兎さんみたいな感じ。なんか分からんけど笑える。

ABEMAでやってる梅田サイファーの水曜 The Nightだと、
①年下の先輩はR-指定
②私はOSCAかテークエム。お酒飲んで陽気になるからどちらかと言うとテークエム。
③東京に行く後輩はKenny Does
④新卒の後輩はILL SWAG GAGA
(伝わる人に伝われーーーー!!)

後半少しふざけましたが、私は前半のような真面目で考えすぎる面と後半のような少し変なことを考えてしまう面を持ち合わせた人間です。

このnoteの記事も真面目とおふざけとを中和させてみました、とか言ってみたりして。






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