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DeNAマーケティング部会資料公開!?【マーケティング部 マネージャー紹介#1】(前編)

こんにちは!DeNAのモリシーです。

今日はDeNAのマーケティング部門にてマネージャーをしているメンバー紹介記事の第一弾になります。全三弾でお届けする予定なのでお楽しみに!
本日紹介する久留島さんはマーケティング部マーケティング戦略グループを統括しているマネージャーです。
インターネット広告代理店からDeNAに転職し、ゲーム、スキンケア、スポーツと多様な事業のマーケティング戦略を担当してきており、今年の4月より横断マーケティング部門のマネージャーも担当しています。
DeNAという会社や、マーケティング領域についてだけでなく、キャリアの組み立て方について興味をお持ちの方もぜひ最後までお付き合いください。


久留島 弘紀
ストラテジックマーケティング統括部
マーケティング部マーケティング戦略グループ マネージャー

①一貫したマーケターとしてのキャリア

モリシー「初めまして、モリシーです!本日はよろしくお願いします。」

久留島「初めまして、久留島と申します。こちらこそよろしくお願いいたします!」

モリシー「いきなりですが、くるしーさんは元々代理店で働いていたんですよね。どんなことをされていたのですか??」

久留島(以下、くるしーと記載)「www」

モリシー「すみません、みんなくるしーって呼ぶので初対面なのに呼んでしまいました 笑」

くるしー「いえ、嬉しいです!新卒でデジタルマーケティング事業を展開している株式会社セプテーニに入社しました。ちなみに前職時代から、くるしーと呼んでいただいてました!セプテーニでは、「インターネット広告の運用コンサルタント」としてキャリアをスタートしました。」

モリシー「具体的に、運用コンサルタントとは、どのような仕事ですか?」

くるしー「いわゆる、広告運用マンです。クライアントの投資目的に応じてFacebookなどの広告媒体にて配信設計(ターゲティング設定、訴求決定etc)を行い、実際に広告を出稿します。広告は毎日配信されているので、日々広告効果(投資額に対して、成果はでているのか)を分析しながらクライアントが求めるKPIを達成できるよう調整していきます。」


くるしー「業種はアパレル、単品通販、スキンケア、ゲームアプリ…本当に多種多様なクライアントを担当させていただきました。媒体に関しては、Yahoo!、Google、Facebook、Instagramあたりがメインです。」

モリシー「いろいろと経験されているんですね…!ゲームアプリも担当されていたようですが、DeNAにはなぜ転職されたのでしょうか?」

くるしー「当時担っていたのは、マーケティング4PでいうPromotion領域。その中でも、インターネット広告というごく一部の領域です。専門性の深い魅力的な分野ではありましたが、インターネット広告以外の分野でのマーケティング活動ができない状況であったため、次第にもどかしさを感じるようになりました。」

くるしー「そのため、事業主側でマーケティングをしたいと思うようになり、モリシーさんも仰ってましたが当時ゲームアプリのクライアントを担当していたので、同業種であったDeNAから内定をもらい、承諾。2017年1月に中途入社しました。」

モリシー「ゲームを担当されていたと聞いて、ピンときましたw DeNAではどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?」

くるしー「まずは、ゲーム事業本部のデジタルマーケティンググループに配属となり、スマホゲーム『逆転オセロニア』のデジマ担当をしておりました。広告運用だけでなく、インフルエンサーマーケティングにも携わらせていただきました。その後、入社時にマーケティング活動全体を見ていきたいと伝えていたこともあり、入社2年後の2019年4月より『逆転オセロニア』マーケティングプロデューサーとして、マーケティング戦略部分を担うようになりました。」

くるしー「2022年よりゲームマーケティング組織が一部、全社横断マーケ組織となった関係で、私も異動となり、2022年4月からはリゾートトラスト社とDeNAとの合弁会社株式会社ウェルコンパス エイジングケア事業部にて、スキンケア商材のマーケティング戦略を担当。2022年11月からは、株式会社横浜DeNAベイスターズにて顧客調査(リサーチ/分析etc)やファンベース拡大に向けた戦略策定など、幅広くマーケティング活動に従事しております。」
 
モリシー「ゲームにスキンケアにスポーツに。なんだかいろいろされているんですね!希望されて異動したのでしょうか?」

くるしー「ゲーム事業を通して、マーケティング戦略という職種を経験し、他の事業でもチャレンジしてみたいと思うようになりました。事業に関しては、どんな事業でもコミットするだけなので、強く希望を出した事業はありません。当時の上長が私の適正をみてアサインの判断をしてくださいました。」

モリシー「ありがとうございます、ここまで一貫してマーケターとしてキャリアを歩んできていますが、キャリアの軸として何かあるのでしょうか。」

くるしー「特にありません(笑)。たまたま新卒で入社した会社がマーケティングに関わる事業だったところから、私のキャリアが始まりました。いろいろな事業でマーケティングを経験していく中で、「自ら考え抜いた戦略がハマり、思い通りに事業が拡大した時」の高揚感は忘れられません。また、我々の事業・マーケティング活動を通して人と人が繋がり、結婚までされる顧客を見てきた時は、本当に意味のある仕事なんだなと。気づいた時には、この仕事にやりがいを感じていました」

②初めてのチャレンジ。マネージャー職 & マーケティング部について

モリシー「ライフステージが変わる瞬間に影響する仕事。なんだか素敵ですね。ところで、くるしーさんは、今年の4月からマーケ戦略Gのマネージャーをされていますよね。元々マネージャー職に興味があったのですか?」

くるしー「いえ、全く興味がなく、どちらかというとずっとやりたくないと思っているタイプの人間でした 笑」

モリシー「なるほど 笑 なぜ今回やることにされたのですか??」

くるしー「きっかけは、転職活動です(笑)先程も話した2022年、ゲームマーケの一部が全社横断組織になるタイミングで、次のキャリアを考えるいい変化だったので、社内外をフラットにみるために、転職を検討していました。(結局選考は受けていませんが)その時に、市場から見られた時にできればあって欲しいスキルの要件として、「マネジメント」を求める企業が結構あったんです。私は前職含めて、正式に役職者としてマネジメントに取り組んだことはなかったので、どうせやるなら今いる会社でそのスキルを身に着けて、成長するのもありだなと思いました。
そのため、次にマネージャーのオファーがあった際は、断らずに前向きに受けて頑張ろうと決めていました。そんな時、タイミングよく今年の2月にオファーをいただき、4月より「マーケティング戦略G」のマネージャーをすることになりました。」

モリシー「まさかの転職活動!笑 びっくりしました。でも、一度外を見ることで自身を俯瞰してみることができたので、結果的によかったですね!マーケティング部の傘にある組織だと思うのですが、まずはマーケティング部について教えていただけますか?」
 

※2023年4月 マーケティング部会資料

くるしー「はい。私たちは、いわゆる横断マーケティング部門です。全社の各事業をマーケティングの力でグロースさせるために、横ぐしで各事業に入り混み、全力コミットしております。そんなマーケティング部には、3つの機能があり、「戦略」「戦術」「リサーチ」です。マーケティング戦略Gは、「各事業において事業状況全体を捉え、事業責任者と対等に議論できる関係を築き、マーケティング戦略の策定・実行をリードすることで事業のさらなる成長を目指す」方々が集結したグループです。」

※「戦術」「リサーチ」の機能をもつグループは今後それぞれのマネージャーが紹介するので詳しくはそちらの記事でチェックしてみてください!

モリシー「なるほど~マーケ部としてのゴールみたいなものってありますか??」

くるしー「あります。 マーケティング部として目指したい状態や注力方針に関して、マネージャー陣で2ヶ月程の期間議論を重ね、策定しましたので、その話をしますね。あらゆる内容が議論のテーブルに上がったのですが、最終絞りに絞り、残ったのが5つです。
1つ目は、「様々な事業・サービスをより一段階成長させることができるマーケティング集団」です。ここは前提、当たり前ぐらいの温度感です。
2つ目は「マーケティングにおける全行程を、社内外リソースを活用し、トータルプロデュースできている組織」です。マーケティングプロセスは、もちろん我々が持つ機能だけで完結しません。もっと複雑で深いです。事業をグロースさせる上で、自社でもたない選択含めてベストなマーケティングをするべきだよねという思いから生まれました。
3つ目は、世に発信できるようなマーケティングの考え方、事例、ノウハウを積み上げ、組織が進化している状態」、
4つ目は「多様なマーケターのキャリアパスを形成できる組織」、
5つ目は「顧客理解が全ての意思決定の根底にある状態」です。」

くるしー「目指したい状態を達成するために、部としての注力方針は「マーケティング集団としての進化」とかかげています。
具体的には3つで、1つ目は「所属Gの垣根を超え、自身の専門領域以外にも一定の深度の理解を目指す」です。トータルプロデュースといいつつ、そもそも自部門ですら何をやっているのか理解できてなければスタートラインすら立てません。
2つ目は、「最高峰のマーケティングに触れ、一段階レベルアップしたマーケターになる」です。既に結果を出し、世の中に発信されている著名なマーケターの方たちがたくさんいらっしゃると思います。そういった先人の方々がやられてきたマーケティングをインプットし、積極的にアウトプットしていきます。
3つ目は、「成果を出した事例を積極的に言語化・体系化していき、成果を出すマーケティング手法の「型」を作る」です。個別に成果を出すことはあっても、再現性を持たせていきます。」

くるしー「注力方針に沿ったマーケティング部としての横断PJTを、2つ走らせることにしました。「部門間連携PJT」と「マーケ研鑽PJT」です。部門間連携PJTは、注力方針「所属Gの垣根を超え、自身の専門領域以外にも一定の深度の理解を目指す」に沿った活動で、各グループにおける他グループが知っておくべき&把握しておくべき内容の検討、発信、理解促進を行います。また、マーケ研鑽PJTは、注力方針「最高峰のマーケティングに触れ、一段階レベルアップしたマーケターになる」に沿った活動で、最高峰のマーケティングを含めたマーケティングの知識・ノウハウの組織としての吸収、咀嚼、定着を行っています。」
※4月から走り出したばかりのPJTで、日々試行錯誤しつつ活動しております。

前編は以上になります。後編では、マーケティング戦略Gの目指すべき状態、注力方針に加え、実際にメンバーがアサインされている事業について聞いていきます!お楽しみに!