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#11 芸人「コロチキ西野」という野蛮人

コロコロチキチキペッパーズの西野創人という人間がこの上なく好きである。

一見すると、西野さんといえばナダルを操る天才ディレクターとして一目置かれがちであり、コロチキはナダルさんのワンマンプレーヤーと思われがちである。

それが堪らなく悔しい気持ちである。
コロコロチキチキペッパーズのYouTubeチャンネル「よろチキチャンネル」を拝見したことのある方には伝わると思うのだが。

個人的には泥酔した時のコロチキ西野さんこそが人間味溢れる”芸人西野創人”という全ての良さが詰まった動画である。

酔った勢いでお風呂にある椅子を破壊してしまったり、元よろチキチャンネルを担当していた富永さんという女性のスタッフの方に全裸でかかと落とししたり、酔った時の方が本来の自分を出せてると思うねんと自ら語っていたりと普段とかかけ離れたクレイジーさというか西野の無双っぷりは思わず感服してしまう。
静岡旅行に関しては行きの車内で飲み始めているため、拍車がかからない。旅先では元犬の心で静岡を拠点にしながら料理芸人として一目置かれているピン芸人のいけや賢二さんという芸人さんにお世話になる。
西野さんはいけやさんからの指示により、風で飛ばされないようにテントには釘を打つことになり、そのお手伝いをすることになるのだが、お酒の勢いからかテント用の釘を撤収する際に抜けなくなるまで地面に差し込んでしまう。
それに思わず、ナダルさんも「それ、お前……アカンやろ。なあ、西野……。」と思わず呆れるほど泥酔状態になってしまう。


最近ではコロチキの公式YouTube「よろチキチャンネル」でドラえもんがいかに好きであるかを西野さんが熱弁する動画になっているのだが、実は過去のアメトーークでは「ドラえもん大好き芸人」という企画が実施されているにもかかわらず、出演していない事を相方のナダルさんに暴露され、ただならぬ嫌悪感を抱いている。
また、普段の動画ではナダルさんの放つ言動に対して「もうええわ、それ!」等と話をスパンと切り離し、次の話の展開に進もうとするのだが、この企画に対しては相方の話も汲み取った上で動画作りを二人三脚で行う姿が感じられる。それほど、西野さんはドラえもんへの愛が深い。

これこそが一番好きな動画であり、西野の面白さを実感した動画である。大卒のナダルさんとコロチキブレーンの西野さんが漢字の読み書きを対決する動画である。

それは今後MCをしていきたいという西野さんの意向とは正反対の結果が動画としてテレビ関係者の方に向けてYouTube内で発信されており、これまで勉強して来なかったことを暗示させるかのような動画となっている。
この動画の魅力としては普段はコロチキのブレーンとしてひたむきに勤しんでいる西野だが、全くと言っていいほど漢字の読み書きが出来ない頻繁にクラスにいる「勉強を必死で頑張るが、一向に成績が向上しない本当のアホ」という姿が本動画には詰まっている。

この一連の流れからすると、どこに魅力を感じているのか疑問に思われる方もいると思うが、ナダルさんに隠れながらもそのようなアクの強い相方との知名度の差を埋めるべく必死でもがき続いているが、一向に開花しない哀愁が漂ってくる様に魅力を感じてしまう。

自分もこれから芸人としてステップアップする上でコロチキのブレーン西野さんの存在に憧れを持っている。
因みに唯一尊敬出来ない点としては、よろチキチャンネルの冒頭でふざけながら自己紹介をするのだが、どういう意図で毎回そのボケをするのか理解に苦しまざるを得ない事はその後にナダルさんが西野さんのボケを上回る挨拶をするというものだが、毎回西野さんにスベらされるスタンスで冒頭開始する事がある。そのスタンスにおいては改善すべき点であると考える。

しかし、それも含めてコロチキ西野さんはそれが馬鹿だなと思うと同時に、最高に面白いと思ってしまう。  
よろチキチャンネルを視聴している方ならわかると思うが、3番手コロチキ西野創人という人間と今後接点が持てるように自分も尽力していきたいと思う。

最近では、西野さんのstand.fmというラジオアプリ”そうてぃんのるーてぃんラジオ”で男気のある方だなと深く感銘を受けた。
西野さん本人のラジオのコメント欄でも同じ文章で書かせてもらったが、#227のコラボをしてきた方とのラジオ配信にて、結構カロリー高いトークテーマを繰り広げているが、西野さんの空気の読める感じとかをラジオで聴いて、今までは正直な事を言うと、M-1グランプリとの2冠は目指さなくても良いのでは?と思っていた節があったが、是非優勝して2冠を取って欲しいと思うキッカケになった。
また、相手の話をしっかりと聞く力と自分の本心を持っていて、やっぱり本筋の面白さを知ってる賢い方だなと改めて感じた。

西野さんが未来の天下取りだと思うので、自分も西野創人という人間の神輿を陰ながら担ぎたいと思う。

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