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「もっと食べる人と直接繋がりたい」親子二代でつくるミニトマト 井手さん -農家さんの想い#4

福岡県嘉麻市でミニトマトを栽培している井手さん親子に農業への想いについてお聞きしました。

農業への想い・工夫

井手さんは「もっと食べる人と直接繋がりたい」という想いで、自分たちですべて個別包装・出荷納品しています。

最初は夫婦二人で5アールの面積でミニトマトを栽培。長男が後を継ぐことになったことを機に、5.2アールを増築しました。それによって、1日100キロの生産ができるようになりましたが、生産と同時に販売網も確保するために工夫しています。

ミニトマト栽培を始めた当初からポットファームシステム(ミニトマトをそれぞれ独立したポットで栽培する方法)を導入。

このポットファームシステムだと必要な分だけ栄養分を含んだ水を与えることができるため、品質の良いミニトマトが生産できるそう。

作物について

井手さんは千果(ちか)とほれまるの2種類のミニトマトを生産しています。

下の2つの写真をご覧ください。

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むむ?何が違うんだろう。。
ほれまるのほうがちょっと大きめ・・・?
見た目はすごく似ていますよね!
でも、味や食感がかなり違います。

千果は広く全国で栽培されいる品種のミニトマトです。九州では熊本などでよくつくっている品種と井出さんはおっしゃっていましたが、すこし酸味があって甘さとのバランスが良かったです。

ほれまるは健一(息子)さんが導入を提案した品種です。千果に比べて酸味が少なく、甘さが際立っています少し厚めの果肉なのに果皮が柔らかいため、果皮は口に残らない大きめサイズなので、食べ応えもありました

私はいつもミニトマトを仕事の合間のおやつとしていただいています。お菓子だと食べた後にどうしても罪悪感がありますが、ミニトマトだとオフィスでも一口サイズで食べやすく健康にも良いので、仕事のパワーに繋がりオススメです。

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購入できる場所

道の駅うすいや馬古屏、スーパー、等に出荷しています。特にあるスーパーでは1店舗配送すれば8店舗へ配送してくれるところと取引を始めたため、配送コストを抑えることができるようになったそうです。
探すときには「井手農園」か「ほれまる」のシールを目印にお探しください。

井手さんはお客様との関係性を大事にしているため、自分の氏名を明らかにして販売しています。

気づき

全国で地方の過疎化が進み、農家さんの高齢化問題とともに後継者不足の問題もよく耳にしますよね。数値的な現状については、また別の投稿で詳しく記載しますが、今回就農をされた健一さんの決断の話を聞いて応援したい気持ちで一杯になりました。

これまでのお父様が培ってきた技術を受け継ぎながら、これからはWEBでの販路拡大も検討しているらしく、後継者の健一さんのアイディアや想いで農園としても新たな挑戦をしていけるチャンスだと感じました。
(井手農園のWEB販売が開始したら本記事にも掲載します。)

これまで長年蓄積してきた農業技術を持つ高齢者の農家さん達とともに、「後継者(ひいては新規就農者)が今後孤立せずにどう成長していくか」が大きなテーマになっていると実感しました。


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