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(1) 小学生の頃、島津大樹にとって二十歳は途方もなく遠い未来だった。 一日一日がとて…
(4-2) 美咲がお礼を言ってから二人の間に沈黙が生まれてしまった。廊下からは、病院の音…
(5) 翌日の日曜日。大樹は由香と二人で朝から美咲のお見舞いに行く事にした。 土曜の夕…
(6-1) 翌日、月曜日。 灰色の本によれば、美咲が今夜死ぬ。 朝、起きていつものように…
(6-2) 病院までの最後の道のりを歩いている時、何度も胸が痛くなったが、それでも前を向い…