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おひさまやLIFE~木のおもちゃと暮らす日々「できるまで」編

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福岡でドイツなどヨーロッパの木のおもちゃ専門店を経営しています。 「できるまで」編では、木のおもちゃ屋になろうと思ったきっかけ、準備、自宅ショップから新店舗のリノベーションなどを…
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#自然育児

目次

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「おひさまやLIFE~木のおもちゃと暮らす日々」

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「木のおもちゃ・おひさまや」できるまで編
① はじめまして 
② 結婚して、すぐ夫が転職。出産、アトピーとの戦い。
③「息子をおんぶ」で、おもちゃの勉強を開始
④ 夫の転勤のたびに、私の仕事は「リセット」?
⑤ 信頼できる建築会社を探すぞ!おひさまやの開店準備、スタート
⑥ 悩んだ営業日。そして2006年12月、いよいよ開店
⑦ 人気のワー

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⑬在庫スペース確保のため増床。天井のデザインにも、こだわる。

⑬在庫スペース確保のため増床。天井のデザインにも、こだわる。

移転の一番の理由は「在庫が居住スペースを占領して、くつろげなくなってきた」からです。11年おもちゃ屋を続ける中で、取り扱う商品数も増えました。店の広さの割に、取り扱っている種類が多いとお褒めいただくことも。そのぶん、ストックヤードは当初の予定をはみ出して、リビングにまで進出してきました。クリスマスシーズンだけは「家族の協力」に甘えていましたが、ここ数年はクリスマス過ぎてもおもちゃの箱がリビングにま

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⑫スタッフルームにキッチンを。エントランスのデザインはグリムス。

⑫スタッフルームにキッチンを。エントランスのデザインはグリムス。

7月13日。
この前の立派な木が梁になっています。

左官さんも壁を少し塗ってくださったようす。

壁は木で仕上げるところと、漆喰塗りで仕上げるところがあります。

白いラインは、前入居者の方が塗ったあと。結構あちこち塗ったみたいです。

壁がなくなって、ずいぶん広々としてきました。

今日は手洗器とキッチンを見に、博多駅前のサンワショールームへ。

「暑くて外出する気が起きないわ。退屈!」と、日

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⑨新店舗ができるまで~物件は見つけた!設計士さんを探す日々。

⑨新店舗ができるまで~物件は見つけた!設計士さんを探す日々。

創業10周年を目途に「自宅ショップ」から飛び出したいと考えていました。5年ぐらい前から、なんとなく物件探しをしていました。不動産屋さんのサイトをチェックする程度ですが、3か所ぐらいの物件を実際に見に行ってみたこともありました。

ネックは「テナント料・家賃」です。新宮町は人口増加率全国一位の町で、大人気。マンションや戸建てがどんどん建って、小学校や中学校が新設されるほどです。住宅地として人気がある

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⑧2017年、おひさまや新店舗を作ります

⑧2017年、おひさまや新店舗を作ります

ついにご報告できる日が来ました。

木のおもちゃ・おひさまやは今年、新しいお店を作ります。

自宅ショップとして11年目ですが、もう少し広いお店になります。

開店から10年目の移転を目指して頑張ってきましたが、いい物件にめぐりあえず、1年持ち越しました。でも、待った甲斐があったなと思える素敵な場所にお店を作ることができることになりました。

今のおひさまや店舗から歩いても5分程度です。平屋の一戸

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⑦人気のワークショップ「ひなたぼっこ」開始

⑦人気のワークショップ「ひなたぼっこ」開始

お店の隣にあたる我が家のリビングで、ほぼ毎月、子連れで参加できるワークショップ「ひなたぼっこ」を始めました。おもちゃや遊びだけでなく、「親子で味噌作り」「アロマでベビーマッサージ」など、ママ達のリクエストで決めたテーマをもとに企画、開催し、赤ちゃんも一緒に参加できることをテーマにしています。

わが子が赤ちゃんのころ、子育てについて学びたいと思っても、託児をすることに罪悪感を抱いていました。息子が

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⑤信頼できる建築会社を探すぞ!

⑤信頼できる建築会社を探すぞ!

息子が小学校へ入学する前に家を新築して、その一部をおもちゃやさんにすることを夫と相談して決めました。家を建てるハウスメーカーは住宅展示場を回ったり、情報誌を読んだりして絞り込み、アレルギー体質の息子やお客様に負荷がかからないよう、体にやさしい木の家をイメージしました。

多くの人がするように、まずは住宅展示場をたくさん回りました。「応対してくれる担当者が、家のこと、特に木のことについてよく知ってい

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④夫の転勤のたびに、私の仕事は「リセット」?

④夫の転勤のたびに、私の仕事は「リセット」?

(写真)福岡市の東平尾公園で、「お花見とおもちゃのはなし」という講座をしました。背中には娘がいます。

夫は新聞記者です。結婚したときはちいさな商社に勤めていましたが、子どものころからの夢は新聞記者で、転職しました。転職のために商社を辞めたので、新婚時代に収入ゼロという事態がありましたが独身時代の私の貯蓄で乗り切りました。新聞社は、会社の意向による転勤が2~3年ごとにあります。いわゆる「転勤族」で

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③「息子をおんぶ」で、おもちゃの勉強

③「息子をおんぶ」で、おもちゃの勉強

市主催の子育て広場に息子と行きました。
公園デビューならぬ「子育て支援施設デビュー」です。
当時はまだ子育て支援センターというものはほとんどありませんでした。『子育て支援センターなどというものを作ると、子どもをスタッフに任せて自分は休憩する母親が増えてしまう』という意見を吐く人が少なくなかった頃です。常設のセンターはなく、月に1度、週に何度かイベントとしてホールなどで遊び場が設置されている程度でし

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②結婚して、すぐ夫が転職。出産、アトピーとの戦い。

②結婚して、すぐ夫が転職。出産、アトピーとの戦い。

独身の頃、ホテルでウエディングプランナーをしていた私。
どちらかというと結婚式場で騒ぐ“子ども”が苦手でした。
約250組のウエディングをお手伝いした後、自分の結婚式の準備を最後の仕事に退職し、専業主婦になりました。
当時、商社マンだった夫は土日が休み。
私は土日勤務で、一緒に過ごす時間がないのはとても辛かったことと、自分の結婚式が仕事の総仕上げという気がして、躊躇なく退職しました。ところが結婚し

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①はじめまして!

①はじめまして!

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 みなさん、はじめまして。 糟屋郡新宮町で「木のおもちゃ・おひさまや」という小さなお店を営んでいる坂本秀子です。自宅ショップというスタイルで、子どもとの暮らしを近くに置きながら働き、開業11年目に移転して新店舗を構えました。
自宅ショップオープンのいきさつやエピソード、おもちゃとの出会いなどをお話ししたいと思います。