文学フリマ大阪へ、羽繕い中「てまえみそな宣伝とかを、こそっと」
自分のことを宣伝したりアピールしたりって、なんだかこそばゆくって、鳥肌がたつというか、お尻がむずむずするというか。めっちゃ苦手です。
私がおくゆかしい性格というのではまったくありません。たぶん、おそらく大阪人気質なんでしょうねえ。自らをネタにして笑いをとるDNAが骨のずいまでしみこんでいて、自分を貶めるのならたやすいのですが。自分を自分で持ち上げるのは気恥ずかしくてもぞもぞするんです。
だが、しかし、駄菓子かしです。
『ウミネコ制作委員会』の看板をしょって出店するからには、私のちっぽけな恥ずかしさなんてかなぐり捨てて、一に宣伝、二に宣伝で、売上向上委員会です。
というわけで、拙著のmini文庫『をかしの詰め合わせ』をがっつり宣伝いたします。
ぼんらじ編集長からmini文庫出版のお誘いをいただいたのは、2月でした。
「デビューは文学フリマ大阪で、『Old Clock Cafe』から数話ではいかがでしょうか」と。
むろん『Old Clock Cafe』でも、新作の書下ろしでもよかったのですが。
初陣が「文学フリマ大阪」かあ、じゃあ、大阪会場にふさわしいものがいいかなと思ってしまったのです。『Old Clock Cafe』は京都を舞台に情緒的な文体なので、大阪の水には合わないのではなかろうか、と。
昨年、初めて「文学フリマ大阪」に売り手側(お手伝い要員ですが)として参加し実感したのが、大阪のお客さんの気を引くには、「お得感」と「おたのしみ感」。これが必須。
mini文庫は1冊ワンコインの500円なので、お求めやすい価格でのお得感はばっちし。じゃあ、内容の「お得感」は?
「ひと粒で二度おいしい」グリコの看板が道頓堀のシンボルとなる大阪。
ちょっとずつ、いろんな味が楽しめるほうが、ええんとちゃう?
というわけで、ジャンルも、文体も、時代も、舞台もさまざまな、テイストの異なる掌編を7品詰め合わせました。駄菓子みたいに、いろんな味をちょこっとずつ楽しんでいただける構成です。
すべてシロクマ文芸部の課題作品を加筆修正しました。
そして、Ryéさんに各話をほのめかす「お菓子」の挿絵をお願いしました。わがままついでに、<おしながき>ページには「をかしの盛り合わせ」の絵までリクエスト。すてきな絵を描いていただきました。
Ryéさんのイラストも楽しめるなんて。
「ひと粒で三度おいしい」贅沢な一冊です、エヘン。
で、その詰め合わせの内容はこんなぐあいです。
そして、光栄にも、福島太郎さんが『をかしの詰め合わせ』の感想を先日、記事にしてくださいました。
福島さん、心強い応援をありがとうございます。
さらに。
せっかく『をかしの詰め合わせ』なんてタイトルにしたのだから。これにちょっとひっかけた仕掛けで客引きしたいなあと遊び心がむくむく。できれば駄菓子屋さんを開きたかったのですが。(←何を考えている!)
なにしろ今回の『ウミネコ制作委員会』の商品は超ド級のラインナップ。
商品展示でブースがいっぱいです。
そこで、せっせとくじ引きを用意しました。
景品は金の招き猫キャンディー。楽しいおみくじつきです。
ね、これなら「ひと粒で二度おいしい」でしょ。
ぜひ、くじ引きもお楽しみください。
ウミネコ制作委員会と、つるるとき子書店のブースはこちら。
皆さまのお越しを、「かー25」のブースにて
心よりお待ちしています。
<文フリ大阪12 概要>
日程:9月8日(日)
時間:12時~17時(最終入場16時55分)
会場:OMMビル2階 A・B・Cホール
(最寄り駅:大阪地下鉄谷町線「天満橋」/京阪「天満橋」)
ぼんらじ編集長からのお知らせ・宣伝です。
穂音さんが動画を作ってくださいました。
これまでのお知らせです。
(豊富な出品商品リストは、こちらから)
(会場マップやブースについては、こちらから)
では、皆さん、9月8日(日)
大阪天満橋で会いましょう。