100字物語「少年のさがしもの」#第10話
少年は翼を探していた。広い河川敷のグラウンド。小春日和の日曜。ジョギングの波にエールを送るトランペットの叫びが、空に吸い込まれてゆく。陽だまりに目を細める猫。河原の土手に寝転べば、ひとすじの飛行機雲。
(to be continued)
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
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