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君たちはなぜサウナハットをかぶるのか?
『サウナハット』って本当にいる?
というサウナ素人のわたくしの持論を述べてみようと思います。もしかしたら全国のサウナハットを愛するサウナーの皆さんの反感を買いまくり、炎上するのかもしれませんが。それでもわたしは思ったのです。
「タオルでよくないか?」
と。わたしはサウナをこよなく愛するサウナーではございません。サウナを巡ってあちこちに行くこともしませんし、「今日はサウナでキメるぜー」みたいなモチベーションもまったく持ち合わせておりません。ただですね、夫であるパートナー氏はもうかれこれ10年以上も、365日中350日くらいはサウナに入るというサウナ猛者なのです。彼は人様から「サウナー」と呼ばれることをこよなく嫌っておりますし(笑)、「『整う』ってなんやねん!(関西人ではない)ホントにわかって言ってるのかい!」みたいな人であります。そんな人が近くにいるものですから、わたしも時々はサウナに入ります。どちらかというと猛者と共に外風呂に行った際、有り余るお風呂時間の時間つぶしというのが本当のところだったりもします。どこかの(どこの?)おめでたいカップルのように「彼がサウナに先にハマってて~、わたしも・・・」とはならず、今も、「まぁ時間も結構あるし、サウナ入っとくか」ぐらいのモチベーションなわたくしが、なんの気なしに先日初めて夫のサウナハットを持参して、最近引っ越した地の『サウナイキ〇イ』とやらでなかなか高評価のある温泉のサウナに行ってまいりました。
で、思ったのです。「サウナハットいる?」と。
わたしがこれまでサウナに入る際に持っていたものはサウナマットとタオル。サウナに入る前にタオルを水風呂の水で濡らし、固く絞る。キンキンに冷えたタオルは長さを均等にして頭にのせる。ロン毛のようになった冷えたタオルの左側を右のこめかみあたりまで顔面の下半分を隠す。今度は右側に垂れたタオルを左側のこめかみあたりに向かって持っていき、タオルの隅っこを下のタオルとこめかみの間に挟み込む。と、ここまで説明し、いつもやっていることを言葉にして説明するの難しいなぁと、ネットで調べたら出てきました「忍者巻き」。サウナー界隈では当たり前かもしれませんが、わたしサウナーではありませんので(しつこい)。
3年ほど住んだ札幌の近所のお風呂屋さんにはわたしも平均して週に2回くらいは通ったかな。そこのサウナでいつも会う地元の元気なおばちゃんたちを見様見真似で覚えた忍者巻き。今日は、サウナハットがあるから マットを敷いて座る。ハットがあるから忍者巻はしない。タオルはどうする?とりあえず小さく畳んで横に置く。7分で出て(わたしはこれが限界)外気浴へ。水風呂の冷たい水でタオルを濡らして絞り、頭にのせ・・・たいけどハットかぶってるから脱いでからのせる。気持ちよい。頭が毛を通してちょっとひんやりする。ハットは手に持ったまま。タオルを冷えた水で濡らして絞っていざ2回戦目のサウナへGO. ハットかぶってタオル横に置くけど、顔が熱いからキンキンに冷えたタオルで忍者巻したい。やはりサウナには冷えたタオルで忍者巻でしょ。ハット脱ぐ→忍者巻する(気持ちよいけどちょっとあったまってて残念)→ハット横に置く・・・ふと気づいた。
サウナハットいらない、わたし。むしろ邪魔。
サウナハットというものは、あたまを高温にさらさないため、髪の毛を守るためにあるらしいことは存じております。が、タオルで十分ではございませんか?山に登るからかわかりませんが、荷物はできるだけ少ない派のわたくし。外風呂にもよく行くこともあり、普段からタオルは小さいもの2枚(温泉旅館でもらえるサイズのあれね)で余裕のよっちゃんなわたしは、夏は2枚のうちの1枚を手ぬぐいに置き換えてもイケる。その上、サウナハットはやはりいらない。
その日サウナを利用しているのはわたしともう1人の若いおねぇさん。なんかオシャレなサウナハットをかぶっていた。おねぇさんをそっと観察しているとサウナの中ではタオルは横にちょこんと置き、外気浴ではタオルを首から下げてた。いる???笑。いやいやサウナハットをかぶる理由がきっとそれぞれあると思いますし、ひとそれぞれでいいのでどうぞどうぞ。
でも!なんかなんとなく「サウナにはサウナハットでしょ?」という方、「かわいいし、オシャレだから」という方、あなたはサウナ業界のマーケティングにヤラれています(笑)。でもそれもまぁいいか。ファッションでかぶるサウナハット。50を超えたおばちゃんであるわたしも、将来はイタリア人のおばぁちゃんのようにシミだらけの二の腕を堂々と出して、オレンジや黄色のワンピースを着るようなオシャレなおばぁちゃんでいたいとひそかに思っているし。でもなぁ・・・ハダカなのにおしゃれする必要ある?とやっぱり思ってしまうのです。
わたしがサウナハットをかぶるのはサイショで最後というハナシでした。
今日は姪や甥に残す言葉は特にありません(笑)またサウナハットをこよなく愛し、自分なりの意味を見出してサウナハットをかぶるサウナーの皆さんには敬意を表して本日はこのへんで失礼致します。またこちらでお会いできたら嬉しいです。