学校と家とでは別人?!困っているのが伝わらない子について
中学生3年生の息子は
他の人からは気づかれにくい
敏感さや生きづらさを持っている子です。
学校や家の外では
他のみんなと同じように振舞うことを
とても頑張っています。
でもそれに周囲が気づかなかった頃は
自宅に帰ると癇癪がひどくて
物が壊れることもあり大変でした。
小学生の2年生の時には
帰り道に傘を10本以上折って帰りました。
初めて「死にたい」と口にしたのも
この頃でした。
ありのままの自分を
隠して頑張った反動や、
ものすごく集中したことによる疲れ
誤解によって受けた対応の
ストレスを発散していたんだと思います。
「学校では普通です」
と先生方からは言われ続けてきました。
そりゃそうです。
”外では普通に見える”から
でも、先生からそう言われてしまうと親の私も
『私の考えすぎなのだろうか?』
『子どもとはこういうものなのだろうか?』
と気持ちが揺らぎました。
『もう少し自分でがんばってみよう』
そういう想いで専門機関への相談が
随分と遅れてしまいました。
それでも家での癇癪は収まることはなく、
私を叩いたり
暴言や物を投げること
怪我をするような兄弟喧嘩が絶えず
小学3年生の時に小学校の教育相談を
利用することになります。
教育委員会の言語聴覚士や
市の教育相談の担当者からすると、
息子は
”学校で行っている学習方法では苦痛を伴う”
という判断でした。
データとして結果が出て
初めて周りの理解を得られる
そんな子もたくさん居ます。
それからは息子の繊細な部分も理解して
関わってくださる環境に恵まれ、
本人のペースで頑張っています。
でも、もう少し私が我慢をせず
早く専門機関と繋がっていたら、
息子はもっと早く
そしてもっと長くプロのサポートを
受けられたかもしれない。
それを思うと今でも少し胸が痛みます。
周りから
「大丈夫!」
「普通ですよ〜」
「考えすぎ!」
と言われても、
「この子には何かある」
という想いがあるなら
専門家に相談するのも選択肢の1つ。
子どもはママにしか見せない姿がある。
私もプロとして
たくさんのママのお話を聞いてきて
そういう『母の勘』は
だいたい当たっていると感じています。