美しい文章
新聞記事を載せる事ができました。嬉しい。
これは 朝日新聞2023年5月5日(金)朝刊
梨木香歩さんの寄稿です。
読んだ後にとても爽やかな気持ちになりました。
何でだろうと思いました。
と書き始めます。五月は爽やかだけど、早くなっているのも気候変動の顕れなら手放しでは喜べない。
コラムから要約。
あ、記事を貼ったら要約要らないいか。でもクセなんです。
(コラムより)
そして、変化は他にも。今までなら経験値を元に年上の者は頼られていたけど、この情報が飛び交う時代では、若い者に教えてもらわないといけない。しかも大人は公文書改ざんや冤罪など、絶対にやってはいけないことをやっている。
「変化する時代の力」は多方面に。男は男らしくとか家父長制とか、今までの日本社会の価値観も揺らぎ始めている。
「龍の子太郎」のお話では、太郎のお母さんは岩魚を食べて龍になってしまうけど、太郎に頼まれて、村に水を引くために山に体当たりする。傷だらけになりながら。そして山を動かす。
それは、誹謗中傷で満身創痍になりながら声を上げた伊藤詩織さんやLGBTの人たちの姿に重なる。生き方としてそうせざるをえなかった。「こんな世の中であっていいわけがない」という使命感もあったはず。
モデルの少ない時代、どんな世代も経験したことのない、新しい時代をきり拓いていかなければならない。
【ここから私の感想です】
なぜ私が爽やかな気持ちになったのか。
梨木さんの、しなやかな感性が感じられたからだと思います。
例えば昔からの慣習、年上の価値観にとらわれず、時代の流れに逆らわない。時代は移っている。若者に習うという謙虚な気持ち。
そして大事なことは見失わない。はっきりと言う。
そして、これからの時代を担っていく若い人たちへの、心からのエールになっていると思います。
しなやかさと強さ。それを感じました。「龍の子太郎」の話も良かった。
梨木さんの本は「西の魔女は死んだ」「裏庭」は読んだ事があります。
ああ、ここにリンクを貼ったらいいのね。できない!
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