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『傾聴のコツ』読んだ本より
先日、歯医者の予約に遅れると急いだら、
30分時間を間違えていました。
時間をつぶそうと、1階の本屋に行きました。
何か買って帰ろうと思って手に取った一つがコレ。
「傾聴のコツ」
大きな紹介ポップが目だっていました。
こういうのは全部信じることはないのだけど、
「コツ」というのがいかにもハウツーの気がしたけど、
でも傾聴は仕事でも欠かせないし、
この中から何かヒントになるかなと思って買いました。
筆者は金田諦應さん。
宮城県の住職さんです。
東日本大震災の後、移動式傾聴喫茶をボランティアで運営。
「今までに2万人以上の被災者の声に耳を傾けてきた傾聴の達人」
とあります。
読んだ感想。さすがだなと思いました。
悲嘆にある被災者の声を心で聴いてこられた方です。
スピリチュアルケア師でもあるそうです。
この本を一言では紹介できませんが、
私が印象的だったことを書いてみたいと思います。
★は私の感想です
*人の話を「聴く」時に重要なのは
「相手から情報(インフォメーション)ではなく、
心の声(メッセージ)を受け取ること。
★日頃「自分の聞きたいことではなく、相手が話したいことを」と言われます。
もちろん情報は大切なのですが、尋問になってしまわないように
相手の話したいことを話してもらい、共感し受け入れることが大事と言われます。
*傾聴とは、相手の「物語」を受け入れること
*苦しいとき、悲しいときこそユーモアが大切。
それは「人生ってこういうものだよな」という達観の上になければならない
★私はよく笑いを入れたくなります。ここが大事なのですね。
*相手を映し出す鏡になる
*まずは相手の語ることを「全肯定する」
どんな理不尽なことも非論理的な事でも 最初は肯定する
そのために聴く側は「自己否定」する
それは自分のフレームを壊す必要がある
★「自己否定」というのはネガティブに聞こえますが、そうではなく自分のフレームを柔軟に変化させていくことと書いてありました。人間は自分の言うことを認めてもらえなければ次には進めません。行動を変えません。
*結果を求めない。この人と一緒に悩もうと腹をくくる
*傾聴活動の最終段階は、相手が自分一人でも前に進める力がついたときに、
「大丈夫だよ」と最後の一押しをする
★私はよく、根拠のない「大丈夫」を言います
*自分の思考のクセを知ることが大切
★自己覚知ですね
*自分が「できる範囲」を明確にしておく
★自分がしないことをはっきりさせておくのですね。これも言われます。
などなど書ききれないです。そりゃそうだ。
というわけで、知っていることもありましたが、
目を覚まされた言葉もたくさんありました。
折に触れて読み返してみたい本でした。