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書評

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ヨミタイモノ、ココニアリマス。
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2024年12月の記事一覧

毎年恒例のジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』を読む。

言っていることはハチャメチャだけど、氷点下の冬の日に、身を賭して命を救おうとするロビンとエバーに胸を締めつけられる。いや、人って捨てたもんじゃない。

1年で最も日の入りが早い。沈みゆく夕日に負けず、光を放つ人もいる。

既視の海
2か月前
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齋藤美衣『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』

大きく息を吸い、とめて、潜る。水底へ。記憶の底へ。意識の底へ。深く潜るには、ゆるやかに息…

既視の海
2か月前
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