テーピングを極める4つのポイント
こんにちは、でぐのぶ(@Degunobu)です。
今回はアスレティックトレーナーの基礎技術の一つであるテーピングを巻くときのポイントをまとめていきます!
まず初めにテーピングにはどんな目的や効果があるのかをさらっと再確認していきましょう。
テーピングの目的
・外傷や再発の予防
関節の動く範囲を制限することで、怪我を起こす関節の異常な動きを防ぎます。最近の研究でも足関節のテーピングで再発予防には効果があるとされています。
・応急処置
圧迫を加えたり、痛みを抑える効果があります。
あとは精神的な安心を与える等ですね。これはもうこの辺で終わりにしましょう。
テーピングのコツ
では本題に入りましょう!私的テーピングのコツは
・ランドマークを理解する
・テーピングのテンションを一定にする
・貼り始める角度を考える
・テーピングの自然な走行に委ねる
この4点です。一つ一つ解説していきます。
・ランドマークを理解する
上にも書きましたが、テーピングは関節の異常な動きを制限するために使用します。そのため関節を構成している骨を知ることは必須といえます。
さらにその上を通ると痛みや不快感が出やすいランドマークという場所もあります。こういったことからランドマークを理解することはテーピングの効果を引き出すうえで必須なのです。
また解剖をきっちり抑えて制限したい動きがわかれば、テキストにないようなテーピングも自己流(と書くと語弊があるかもですが)で巻くことができます。
・テーピングのテンションを一定にする
一つ目は巻く前の準備ですが、ここから実際に巻く時のポイントになります。巻いている最中、テープを持つ手を変えたり、反対側に動かしたりと決して一定の動きではないですよね。
この間にテープのテンション(張力)が変わってしまうとテープの固定力に影響を与えます。またテープのテンションが変わると極端に力がかかる部位ができて、傷を生んだりすることもあります。
ワセリンパッド等で予防できると思いますが、擦れる場所は特に注意です。
そして何よりテープの張力が一定だと巻かれた時の感覚がいいです。
ここまで書いてて気づきました。一定にすると言いつつ、実際に巻くときはテンションのメリハリは付けている自分に気付きました。
ここは注意してほしいです。
例えば、足関節のフィギュアエイトやヒールロックはクイッと引っ張るところは引っ張って、あとはそのまま一定の張力で貼るみたいにしてます。
まぁあ基本は一定であとはメリハリってことで。注意点は緩めるってことはないということです。
・貼り始める角度を考える
テーピングはスタート勝負なんです。あとはもう流れにのせるだけです。角度が適切ならきれいに走りますし、不適切なら変な方に行ってしまいます。
膝のスパイラルテープとか、足関節のヒールロックなんかが顕著にこれが出やすいなと思います。
最初の角度がイケてないにもかかわらず、テープの走行だけを正そうと途中で力づくでコントロールしようとすると、しわがよったり、部分的に過度な力がかかるのでお勧めしません。
こういう時は素直に巻きなおしましょう。
ちなみに私は貼り始める最適な角度を「黄金の角度」と呼んでいます。(筆者は現役ばりばりの厨二病です)
・テーピングの自然な走行に委ねる
これほとんど一つ上の話とかぶります。一度テープがスタートしたらあとは一定の圧をかけながらテープの自然な走行にゆだねましょう!巻き始めたテープを信じるのです。
最終的には練習がものをいいますので、ここまでのポイントを押さえながらテープを巻いてみてください!慣れると早くて美しいテーピングになること間違いなしです!
テーピング豆知識
最後にテーピングの豆知識意外と使える小テクをお教えします。
・テーピングの強度
テープの素材、かける張力、巻く本数、巻く時の関節の角度
の4つの要素で決まります。
・失敗したテープのはがし方
上でも書いたように、黄金の角度が取れていないと走行が変になってしまいます。そしてテーピングをはがそうとしてアンダーラップがはがれてしまったりすることがあったのではないでしょうか?
テーピングをはぐときは、貼った方からはがしていくと、テープ中のテーピングをきれいに剥がすことができます。
書き始めるときりがなくなってきたのでこの辺でやめときます。こういうテープはどうですか?とか何かあればコメントください。