【詩】朝霧
サイレンみたいなアラームを止めて
そのまま布団の中で溺れると
無意識の粒子が立ち込める
それらは映像となって
現実のように振る舞い
不思議が不思議でなくなる
サイレンが割り込んできて
手だけを粒子から突き出す
急速に霧散する無意識
瞼に残る粒子の匂い
手にした端末の冷たさ
朝の始まり
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サイレンみたいなアラームを止めて
そのまま布団の中で溺れると
無意識の粒子が立ち込める
それらは映像となって
現実のように振る舞い
不思議が不思議でなくなる
サイレンが割り込んできて
手だけを粒子から突き出す
急速に霧散する無意識
瞼に残る粒子の匂い
手にした端末の冷たさ
朝の始まり
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