【詩】水曜日の手紙
故人の手紙を何度も読み返しては
そこから滲み出る慈しみに
自分を抱きしめさせて
水曜日
逝ってしまった時の空気が
毎週巡って心を冷やすのを
線香一本分の煙で温める
繰り返す
毎日背中に過去が差し込まれ
新しい水曜日がやってくる
また手紙を取り出して
背中から日に日に遠くなる
あの日を束の間呼び寄せ着火する
細い煙が消えてしまうと
俯き背中を丸めた
故人の手紙を何度も読み返しては
そこから滲み出る慈しみに
自分を抱きしめさせて
水曜日
逝ってしまった時の空気が
毎週巡って心を冷やすのを
線香一本分の煙で温める
繰り返す
毎日背中に過去が差し込まれ
新しい水曜日がやってくる
また手紙を取り出して
背中から日に日に遠くなる
あの日を束の間呼び寄せ着火する
細い煙が消えてしまうと
俯き背中を丸めた