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【詩】金縛り

一人で寝ているのに
部屋に人の気配
そちらを見るのが怖くて
背中を向けていると
背中に柔らかいものが触れる
やがてそれは体を覆い
急に重くなる
退けようとするけれど
体は動かず
声も出ない
重みと恐怖
足掻いて足掻いて
やっと声が出た途端
重みも消え
人の気配も消え
静けさの中
自分の叫びの残響が
鼓動にこびりついていた

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