性格診断テストのススメ
ストレスチェックシステム「LONTA」導入企業様には、
メンタルサポートの一環として、
社員研修をご提供させていただいております。
その中で、20代の若手ビジネスパーソン向けの人気コンテンツ、
「心理学 × 自己分析」
について、研修でお伝えしている一部をご紹介させてください。
■ 性格の土台が決まるタイミング
様々な企業の社員教育を設計させていただく中で、
そこで活躍されている社員の方々は、シンプルに、
「その環境で求められる役割において、自分の強みを発揮」
していると感じます。
「自分の強みとは何なのか?」
多くの人は思春期で自分自身について悩み、
就職活動において、自己分析を行います。
社会に出て数年が経過した後でも、
改めて自分の強みを確認していくことは、
充実した仕事人生を送る上で、とても大事なことだと思います。
性格について、
遺伝で決まるのか、環境で決まるのか、
古くから議論されてきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの10年間で、人のパーソナリティーを決めるのは
「遺伝」なのか「教育」なのかという古い二分法は、
「パーソナリティ―は変えることができる」という、
もっと複雑で、魅力的な視点に取って代わられるようになっています。
出典:「ハーバードの心理学講義」ブライアン・R・リトル著
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ちなみに、私が学んでいるPCM心理学においては、
その人の性格、ベースとなる要素は、
「生後3か月で自己決定している」と言われています。
遺伝的な要素、親からの影響、社会との関係性、
あらゆる側面が、性格を形成していることは間違いありません。
(写真:ハーバード大学。美しいキャンパスですよね。
なぜか僕の周りの「ハーバード大卒」の方は怪しげな人が多いです)
■ BCDE遺伝子検査とは?
世の中にはたくさんの性格診断テストが存在していますが、
例えば、遺伝からの性格診断においては、
「BCDE遺伝子検査」
が有名です。
心理学関連の書籍を読むとよく出てくるメジャーな
性格診断の一つですが、
・友人が緊急入院したらすぐにかけつける(はいorいいえ)
・今日中に終わらせたい仕事や決め事は深夜を回っても
やりきる(はいorいいえ)
などの10個の簡単な心理テストを行い、
人の性格を以下、4つに分類します。
・外交的
・内向的
・情緒安定
・情緒不安定
これらを4象限に分けて、
・監督タイプ(外交的×安定)
→リーダー向きの性格。
指示されることが苦手。
・冒険タイプ(外交的×不安定)
→クリエイター向きの性格。
ルーティンワークが苦手。
・穏やかタイプ(内向的×安定)
→人と関わる仕事に向いた性格。
不安を感じるような環境変化が苦手。
・風変りタイプ(内向的×不安定)
→一つのことに集中できる性格。
普通や常識に囚われることが苦手。
といった分析をしていきますが、
特に、安定型と不安定型は生まれてからずっと
変わることがない、と言われています。
ちなみに、テストを受けてみると、
ときどき5番目のタイプ、
「平均型」と診断されることもあります。
僕は、「平均型」でした。
「平均」と言われると嬉しくなかったので、
穏やかタイプではなさそうです笑
(写真:「ホンマでっか!TV」でもBCDE遺伝子検査を土台とした心理分析が紹介されていました。さんまさん・・・笑)
■ 才能ではなく、強みへ
自分の才能を発見するために、
多くの企業研修で導入されている分析メソッドとして、
「ストレングス・ファインダー」という本があります。
人には34の資質があるとされており、
この本に付属されているパスコードを入力し、
オンラインの心理テストを受講します。
テストを受けると、34個の中から自分の才能、
上位5つが表示されます。
34個について、例えば、
「ポジティブ」「内省」「分析思考」「指令性」「信念」
といった才能がある、と言われています。
この本が素晴らしいと思うのは、
・強みと才能を明確に分けて考えている点。
・具体的な行動プランまで書いてある点。
です。
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才能を強みにしようと行動を起こしたときにこそ、
真の力が発揮されるのです。
(中略)
「才能」はダイヤモンドの原石であり、それを磨き
上げたダイヤモンドこそが「強み」です。
出典:「ストレングス・ファインダー」トム・ラス著
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つまり、遺伝的な性格とは、「才能」であって、
それを活かすためには、行動の積み重ねが必要だと言われています。
至極当たり前のことではあります。
しかしながら、世の中では、
「私なんて、強みなんてないから」
「才能が欲しいわ、どうせオレなんて」
「平均的なんです、僕って」
といったことを言われる方もいらっしゃいます。
(写真:ストレングスファインダーで紹介されている34個の才能)
■ 強みを発揮できていると思う人の割合
もちろん、そのような人たちに才能がないわけではなく、
まだ才能を強みに変えられていないか、
自分の才能を受け入れられていないのだと思います。
また、見方を変えると、
「自分には才能がない」
↓
「自分への評価が厳しい」
↓
「客観性」が才能
と発見できるかもしれません。
もしくは、だからこそ陰ながら努力を怠らない、
「規律」の才能を持っているかもしれません。
「光あるところに影あり」「表裏一体」という言葉がある通り、
才能もまた、自分のもっている要素で「影」と
捉えているところは「光」になったりもします。
アメリカの有名な調査会社ギャラップ社が、
ビジネスパーソン1,000万人にアンケートを取り、
「仕事をする上で、自分の最も得意とすることを
行う機会を毎日持っている」
という質問をしたそうです。
その質問にイエスと答えた人は、全体の3分の1でした。
それだけ才能を強みに磨き上げ、自覚できている割合が少ない、
ということを物語っています。
「自分の中ではここが最も得意!」と自覚できたその道で、
キャリアプランが作れると、それ以上に幸せなことはないかと。
僕は事業活動を通して、皆さんの自己発見の
お手伝いをさせていただきたいです。
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