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また大阪か!(大阪市内編)

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大阪府内編→ https://note.com/deepannai/m/m64905fc8b8de また大阪か!なんやワレ!文句あんのか! (こちらのマガジンは大阪市内編です…
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#市営住宅

【港区】天保山ハーバービレッジ以外は全く見向きもされない港湾労働者の街「大阪港」の街並み

2025年、大阪で55年ぶりの万国博覧会が開催される事が決定し、これまで乱開発のツケで醜態を晒していた大阪市の赤字遺産が林立する大阪ベイエリアに復活の兆しが見えている。大阪市営地下鉄改め“Osaka Metro”中央線がIR誘致や万博会場として整備が予定されている夢洲へ延伸、また京阪は夢洲へのIR誘致が決まった場合、中途半端なままの京阪中之島線を地下鉄九条駅に接続するといった話まで挙がっている。景気ええなあ。 そんな地下鉄中央線は昭和36(1961)年の開業から1997年の

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【弁天町の伏魔殿】誰も立ち寄らないJR弁天町駅の右上側、大阪市港区「波除」には何があるのか

大阪万博開催まであと1年ということで、大阪市内のあちこちに万博関連のポスターを貼り付けたり市役所に“ミャクミャク様”の涅槃像を置いたり、おかしなカラーリングのラッピング電車とか走らせて機運を高めようと必死のようですが相変わらずマスコミのバッシングが激しく、既に波乱含みの展開となっております。それで万博開催地である大阪ベイエリアについつい意識が向く訳ですけれども… さて、我々がやってきたのはJR大阪環状線の「弁天町駅」だ。ここは万博アクセス線となる大阪メトロ中央線との乗換駅に

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【住之江区】警官も市営住宅で発砲する、ニュートラムに乗って行く陸の孤島タウン「南港口」のくたびれた団地

大阪市内ベイエリアの人工島「咲洲」には人口2万人が生活をしている「南港ポートタウン」というところがある。ここは全国的にも“人工島のニュータウン”としては屈指の存在で、1980年代に完成して以来の歴史があるが、都心部からの足はニュートラムという新交通システムに依存しており、ニュータウン内は“ノーカーゾーン”と称して車の乗り入れが規制されるなどしている中、住民の高齢化が進み、不便で街を離れていく世帯が増えつつある、と指摘するニュース記事も目にする。 さて、今回やってきたのは南港

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【大阪市最東端】閉館直前の三井アウトレットパークがある「鶴見区茨田大宮」もやっぱり市営住宅だらけでした【はなぽーとブロッサム】

毎年毎年、年度の変わり目となる三月という季節は物事の区切りになる出来事が自分の生活する街やオノレの身の回りにも多く起こりがちなものである。大阪においては今年2023年3月18日にJR大阪駅の地下ホーム、通称「うめきた新駅」が開業する一方、大阪市の東の果て、鶴見区茨田大宮にある商業施設「鶴見はなぽーとブロッサム」…もとい「三井アウトレットパーク大阪鶴見」が3月12日で閉館予定である。 それで何となくこの場所を思い出してふらりと訪ねてみたんですが…例の“中国人朝市”にも程近い、

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【大阪の貧困地帯】強盗殺人事件発生!令和になっても住宅地区改良事業が現在進行中の「生野区生野東」を歩く

「住宅地区改良法」という日本の法律がある。昭和35(1960)年に施行されたこの法律の条文(第一条)は下記の通りである。 これに基づいて行われるものが「住宅地区改良事業」であり、とりわけ貧困層が多い在日コリアン集住地や旧被差別部落が多く対象地区に含まれた。不良住宅を除去して公営住宅を建設したり、防災上問題のないように十分な広さの道路や消防設備を整えたりするのが主な事業の内容である。 しかしそんな話もせいぜい昭和の終わりから平成までには世間にはおおよそ無縁なものとなっていた

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【大阪の貧困地帯】かつて水上スラムがあった街…朝潮橋駅前「大阪市港区池島」の市営住宅群を歩く

日本第二の都市としての座にある「大阪市」について、近代における発展の歴史を紐解いてみると、やはりその始まりは“ベイエリア”である。江戸時代から大阪の海の玄関口だった天保山には明治になって築港大桟橋が置かれ、そこから市内へと伸びる大阪市電は一番最初に敷設されたものだった。まあ、今となってはしょぼくれた下町なんですけれども… 一方で、明治・大正・昭和と近代化の道を歩む大阪市にとって、その発展の裏に潜む暗い一面も存在していた。かつての大阪ベイエリアには「水上スラム」が点在し、沢山

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【大阪の貧困地帯】女児投げ落とし事件の市営住宅がある「平野区長吉六反」はどんなところか【ほとんど八尾】

いつの世も、幼い子供の命が身勝手な大人の都合で失われる悲劇は後を絶たないものである。先日福岡県糟屋郡篠栗町であった5歳児餓死事件は「ママ友」に洗脳された実母が生活保護費の殆どをその女に渡していた反面、そのママ友とやらに生活に深く介入されては食事を厳しく制限されるなどして、その結果子供が死に至らしめられたという、にわかには想像しがたい内容となっている。 餓死させられた子供とは裏腹に、他人の家族を支配した上で生活保護費を詐取し続けていた、ブクブクとした肥満体の「ママ友」の姿を見

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【人権と芸術】大阪市某所南海線某駅前「旧同和地区解放会館」の巨大なレリーフが見たくて

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【大阪スラム遺産】釜ヶ崎ドヤ街に隣接する浪速区恵美須西にあった特殊市営住宅「大阪市立馬淵生活館」

近年、都心回帰とやらでタワーマンションが増えたりして富裕層の割合が高くなってきているとは言うが、それでも大阪市は「貧民の首都」である。生活保護率は全国平均の3倍(49.5パーミル/2020年)、東京都23区中、大阪市同様に公営住宅がやたらめったら多く生活保護受給者が多い足立区ですらその3分の2程度の数値なので、いかに大阪市にビンボー人が多く暮らしているか、役所の示した数字が如実に物語っているわけだ。 特に大阪市の場合は高度経済成長期に地方の労働者を大量に受け入れ、その時の住

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【市営住宅】日本橋でんでんタウンの裏にドヤ街・釜ヶ崎の前身「長町スラム」がありました【軍艦アパート】

当記事は2019年に「大阪DEEP案内」で公開していたものを加筆修正してnoteにて再公開しているものです。ご了承下さい。 大阪市西成区萩之茶屋、太子およびその周辺一帯に日本最大級の簡易宿泊所密集地帯「ドヤ街」を形成している、通称“あいりん地区”こと釜ヶ崎地域。その歴史の始まりは明治中期であり、元々あった場所から移転させられてきたという事は過去に当サイトでも触れている。明治36(1903)年に開催された「第五回内国勧業博覧会」の会場となった現在の天王寺公園・新世界付近と大阪

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【大阪人権博物館の南側】韓国系キリスト教会と市営住宅が乱立する下町「西成区三開・出城・長橋」

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【城北公園通】JRおおさか東線延伸開通でグッと近くなるガチでソウルフルな団地!大阪市旭区「市営生江住宅」

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【おきナニワん】その昔、大正区にあった沖縄出身者スラム「クブングヮー」とは何だ

日本最大級の沖縄出身者コミュニティが形成され、人口の3分の1だか4分の1は先祖が沖縄人と言われている「おきナニワん」な街、大阪市大正区。街のあちこちに沖縄料理屋があったり、玄関先にシーサーを置いていたりする家をフツーに見かけるほどの密度の高さだ。 NHKで放送された連ドラ「ちゅらさん」以降、沖縄観光のメジャー化なども相まって沖縄に対するイメージは概ね良いものに変わった。しかしその昔、貧困から逃れるため本土に渡ってきた彼らの祖先は「沖縄出身者」である事を理由に不当な差別を受け

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【大阪と同和】飛鳥会事件の舞台…阪急崇禅寺駅前「飛鳥地区」の市営住宅群

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