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読書の話:その2
11月29日、子の受験関連の事で学校からお呼び出しを頂いたので、仕事は急きょお休みをいただきました。
で、学校のあとはひたすら読書にふけって2冊ほど読みました。
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①凍れるいのち 著:川端康男
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山岳部の大学生が大雪山系で冬山合宿をして、不運にも遭難。
リーダーだけが助かり、仲間の10人は亡くなってしまい、その冬山山行の記録、リーダーの生い立ち、その後が丁寧に描かれています。
私自身は登山をしませんが、登山の話を読むのは好きなので、北海道の山で起きた事故の記録がたまたま目について購入した本です。
何年ぶりかわからないくらい、しばらく読んでいなかった本ですが、当時感じた、山登りは楽しいだけではない、常に命がけなんだな…という背筋にゾクッと来るものを感じました。
少しでも冬山登山をする方の目にとまりますように。
②たった一人の生還 著:佐野三治
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こちらも、いつ購入したか覚えていないくらい過去に購入。読むのも超久しぶり。
日本からグアムへのヨットレースにおいて、乗船艇が転覆、ライフラフトに移り救助を待つものの、生き残った仲間が次々と命を失っていく中、最後の最後、ギリギリのところで著者が救助され、命を取り留めたというもの。
去年から特定航路のフェリーに乗る機会が増えているので、なんとなく海に関する本が読みたくなった…というところでした。
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私が急に本を読み始めて、何の本を読んでいるのか気になった娘があらすじを教えてほしいというので、教えてあげたら、ノンフィクションは嫌いではないけれど、遭難したとかサバイバルしたとかは苦手だとのこと。
その理由を聞いてみたら、人間の命がかかっていて、多くは命が失われていっているのが怖い、とのことでした。
読む本には好みがあるので、何が何でも私の読んでる本を読んでみなさいということはしないけれど、私の少なくなってしまった蔵書の中で、何か一つでも興味を持てる分野の本があればいいなと思っています。
(ちなみに、コウノドリや宇宙兄弟、赤羽骨子のボディーガードあたりは喜んで読んでます)
午後の時間を全て読書に充てるのもなかなかよいものでした。