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コロナにかかって (1)

2024年9月16日, 朝

昨日夜は早めに床についたのだが一睡もすることができなかった。
こんな日に、しかも祝日なのに、仕事があるだなんて最悪だ。
できるなら休んでいたかったがそれはできない。
今の職場に入社して1年が経ったところであり、有休は10日しかない。
体調が「朝の時点では」悪くなかったこともあり、有休をここで使うのはためらいがあった。


今勤めている会社は創立から5〜6年で従業員が全て入れ替わっている、つまり初期メンバー皆無、もしかしたら2〜3回くらいは総入れ替えになっている可能性すらあるかもしれない会社だ。
短期離職者が多いことはわかっている。
こんなところに入ってしまった失敗は今更どうしようもないので、こんな所に入職した失敗という既成事実をひっくり返すのならば、10日の有休をなるべく残すように半休として取得し20回分の有休として、そこで面接として有効活用していくのが最善の有休使用方であると私は考える。


無理して出社、または明らかに1日もたないというレベルでもないのなら、ここで休むとなると後々になり後悔することは明らかなこと。
ただ寝られなかっただけなら昼休憩で仮眠とれば済む話と思っていた。
単純に一睡もできないことが何となくの不調だと思っていたのだが、
午後になりそれだけでは済まなくなり寒気を感じるようになってきた。
今日は内勤だったし冷房の風が当たっていたからが理由かなと思っていた。


皆さんも感じてると思うが、今年の9月は異常な猛暑だ。
「朝晩は涼しくなっていますねえ」なんて言ってる方をよく見かけるが、
「どこがだよ」と言いたくなるくらいに暑いと感じている私。
腰椎椎間板ヘルニアを27年前に患い手術、筋トレと運動をするようになり、基礎体温が手術以前より1.4度ほども上がり暑がり体質になっている私。
例年毎年5月に入ってから11月初旬までは常に半袖を着て過ごしている。
外気温14度程度なら半袖短パンで夜にジョギングをしても普通に汗をかいているくらいの私だ。
そんな私が今日に限っては薄寒く感じている。これは異常事態だ。
スマホ表示の気温では、帰宅途中の夜7時の時点で28度となっている。
寒いわけがない。

電車での帰宅時には、車内の空調が寒くて鳥肌が立っている。
通勤なので上は半袖だが下はチノパンを着用して通勤している(私の職場は服装がある程度自由である)。
ハーフパンツにサンダルというスタイルではもちろんない。
仮にそんなスタイルだったとしても、体の芯から湧き出てくるような寒気はおかしい。
見渡すと周りの人に寒がっている人はいない。
ガリガリでいかにも代謝の悪そうな方でさえ寒そうになんかしていない。
過去にインフルエンザにかかった時、急激にくる悪寒症状があってそれと似ていた症状だったので、インフルエンザに9月からかかっちゃったのかなと思っていた。

家に戻りすぐにお風呂に入る。
この時期は38度のお湯でも十分熱く感じるが、38度沸かしたてのお湯に使っていても鳥肌が立ってきて寒い。一気に40度まで上げてみたがそれでも寒気が強くて鳥肌が立つ。「これはやばいな」と思ってた。
お風呂から上がりすぐに体温計測 → 37.5という表示。発熱じゃないか!
そばにいた妻は「コロナキットで調べたら?」ということで早速使う。
なんと・・・・陽性だった。初めてコロナにかかることとなってしまった。


これは大変だ!
まずは職場に報告して対応と指示を仰ぐ → 今週は休めという指示だ。
こうなってしまったらここは事後的に有休を申請して使うしかない。
今この時点では「病状を早期に回復させるための治療と休養が仕事」だ。
転職面接のために有休を取りたいだなんて言っている場合ではない。


家庭内では妻と娘への感染を防ぐべく家庭内隔離の実施。
私は2階で過ごし、妻と娘は1階で。
あろうことか、2階のクーラーは壊れているが「別に直すことないよね」ということで直していなかった。まだ暑いのにまいったなあ・・・・
アクティブなクーラーは1階にある1台のみである。
こういう事態は予測できることなのに対策しなかった自分が悪い。
しかし幸いなことに、9月中旬の今は網戸にして過ごせば、冷房なしでもなんとか2階で寝ていられるくらいの外気温になってきている。
さらに2階で1人で寝るのならば、まだ小さい娘の寝相の悪さからくる突然の不意打ち裏拳、蹴り、体当たりで目を覚ますこともない。
たまにはこういうのもいいんじゃないのと考えていた。

お風呂から出て1時間ほどは、寒気があることを除けば通常とあまり変わらない状態だった。
体温計測時からも下がっきてここでは37度を下回っていた。
さっきに比べたら随分楽になっていた。
この時点では、痰・咳・喉の不調・鼻水などもなかった。
食欲もあって普通にご飯は食べられたし味覚異常もない。
大したことなければいいなあ、なんて思っていたが
程なくそれは裏切られることになった。

程なく急に頭が熱くなり少し痛くなる。首の筋の右側が痛む。
それとよくわからないが、体前面の左脚の付け根から5センチくらい下の箇所が針で刺されたように痛くてまともに歩けない。
「なんだこれは?」ということで体温計測 → いきなり38度を超えていた。
「コロナってこんな症状が急激に出るの?」と面食らってしまった。
痰と咳も少しづつ出始めてきた。
味覚については夕食の後ということもあり、食べたい気にならなかったために分からなかった。これは明日わかる話である。
これはもう寝るしかできことはないということで寝ることにした。

次回へ続く・・・


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