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初めてのサウンドアート体験 「evala /現れる場・消滅する像」に行ってみた

サウンドアートってご存知でしたか?

ニッチな話題かもしれないけれども
新しく出会ったNewな体験
耳で見るに近い不思議なゴロゴロ系アート鑑賞。

ところで、俗世の話題が苦手な私は、あるトレーニングしている。
「知ったかぶり」だ。

この展示について、もし「知ったかぶり」をするなら
例文はこんな感じ。

・「ステレオサウンドが絵だとしたら、サウンドアートは彫刻と言えるよねー」

・「フィールドレコーディングを音楽に昇華させてた坂本龍一さん
 もすごいけど、音楽から離れてサウンドをアートに転換した
 evala(エバラ)さんもすごいよねー」

・「マインドフルネスっぽくなっちゃてっさぁ、定期的に引き戻される音響空間
 のおかげなのかなー、アイディアの断片が見えてくる感じしたー」

・「無響音室の予約、取れなすぎて行く理由がないわー」

私は、実はもう4回も行っている。
ベーカリー巡りの休憩がてら立ち寄って、ハマってしまったのだ。

ただ、一度、高齢の母と行ったが(ちなみに65歳以上は無料)
「よく分からなかった」と言われてがっかり。
ゆえに単純に超オススメとは言い切れないのが、
「知ったかぶり」を超えて体験してみたい方がいるなら、やっぱりお勧めしたい!


どんな人におすすめ?


  • 「海、森、公園、目を瞑るのが醍醐味だよね」と思う人

  • 実践的な「サウンド効果」について深める必要に迫られている人

  • イヤホンから解放されてメディテーションしたい人

  • サウンドバスに魅力を感じるタイプの人

四方八方の無数のスピーカーから、異なる音が現れて消える。

例えば、水の音と鳥の鳴き声が別の場所から一緒に鳴ってくる。
と思ったら踏切の音が聞こえてくる。無機質な音が同時に傍聴して
パンっと一斉に消えていく。

音のショートストーリーが定期的に消滅してくれるので
変なトランス状態にもならず、巨大な音響空間で
ちょっと異色なサウンドバスです。

おすすめの服装


  • コートを脱いでもそこそこ暖かい服装 

  • やれと言われれば全力疾走できる程度の動きやすい格好

  • 穴のあいていない靴下

じっとしていると結構寒くなります。
寒いという理由で帰るのはもったいない。
靴をぬいでゴロゴロするので、女性は
万が一下から覗かれても「バーカ」と思えるようなスタイル
を推奨します。実際はほぼ真っ暗で何も見えませんけれども。

客層、混雑状況はいかに?


  • 年齢層としては、20代と思われるソロの若者層が多い

  • 中年夫婦、外国人グループもチラホラ見る

  • 週末昼過ぎから、わりと混雑する

とはいえ、氷河期世代のワタクシが一人で行っても
しれーっと馴染みますので、恐れる理由はないです。
ただ、とにかく真っ暗な展示なので
極力ロッカーに荷物を入れて手ぶらで入るよう促されます。
ロッカーがあいていない、というケースもあり得るので
早めか遅めがおすすめ。

問題点:無響音室の予約が驚異的に取れない


まったく音が響かない部屋では、反響音が発生しない為
どこから音が鳴っているのか区別できなくなるらしい。
無音空間では、自分の鼓動しか聞こえないとも。
是非とも体験したいところ、だが!
あまりにも予約が取れない。

受付の方に相談してみたところ
来場予定日の一週間前の10時50分過ぎくらいに予約ページに入ると
整理券システムが発動し、キューに入れるとのこと。
あらかじめだいたいの希望時間枠を想定して
あとは指先をどれだけ早く動かせるか、ということになる。

繰り返すが、行きたいと思っている私もまだ成功していない
情報提供している私はきっとバカなのだろう。

2025年3月9日まで、ともうわずかですが
お近くの方、興味のある方は
アウターの下はゴロゴロ系のお洋服で
お出かけされてみてはいかがでしょうか。

最後に

同じ沿線上2駅先に、有名なベーカリーがあります





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浦島 次郎
重いものを軽く昇華しながら「1億人に1円もらう」を夢見ています。 もっと小さな夢「犬と暮らす」もあわせて応援していただけたら嬉しいです!

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