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ようこそ、アントレ部へ

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不定期でアップしていく練習用の小説です。
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記事一覧

ようこそ、アントレ部へ(再編)第九話

「・・・今の所はこんな感じかしらね。」 美夜は「ふう」と一息つくと、黒板に書き連ねた文字…

三木崇稔
8日前

ようこど、アントレ部へ(再編)第八話後編

「いい?確かに、部活動外でのおしゃべりだったら、別にどんな話をしても構わない。けどね、そ…

三木崇稔
12日前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第八話前編

「趣味バナってまた懐かしいネタを。」 「いいからいいから、それじゃっ、まずは祥二朗。あん…

三木崇稔
13日前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第七話

「楽しさって、それはそれで安直過ぎん?」 祥二朗は呆れたような顔で言った。 「何よ、何よ…

三木崇稔
2週間前
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ようこそ、アントレ部へ(再編)第六話

「さあ、始めるわよ。第一回アントレ部戦略会議~、ドンドンパフパフ。」 学習机をコの字に並…

三木崇稔
2週間前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第五話

「はあ、つくづく男の性というものが嫌になる。」 あれから教室に戻った祥二朗は、席につくな…

三木崇稔
2週間前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第四話

「はあ!?部長!?俺が!?」 今日何度目かも忘れるくらい、再び祥二朗は目を見開いて驚きの表情を浮かべた。そして、その表情のまま、すぐに手と頭を振った。 「無理無理無理、いきなり起業目的の部の部長とか俺には出来っこないって。それにそこにいる・・・ええと。」 そう言って、祥二朗は美夜の近くにいる少女に目を向ける。当然、彼は先程の二人のやり取りから、その少女の名前があやであるだろうことを察してはいたが、同年代の異性の名前を気軽に呼ぶという真似は彼には荷が重かった。 そんな祥

ようこそ、アントレ部へ(再編)第三話

「あ、アントレ、何?どういう部なの?」 祥二朗は聞き慣れない言葉に首を傾げた。そんな彼に…

三木崇稔
3週間前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第二話

「ここです。」 弾む心を隠しつつ、祥二朗は少女に連れられて、売店とは逆の位置にある、南棟…

三木崇稔
3週間前

ようこそ、アントレ部へ(再編)第一話

今年の春、高校一年生になった坂東祥二朗(ばんどう しょうじろう)は悩んでいた。自分は高校…

三木崇稔
1か月前
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(小説)ようこそ、アントレ部へ~第五話~

 あれからアキ君と別れた僕は何とかこれから一年間お世話になる一組の教室を見つけ出し、僕の…

三木崇稔
1年前
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(小説)ようこそ、アントレ部へ~第四話~

「はあ・・・、はあ・・・。」 程なくしてアキ君の拘束から解放された僕は、突然絞められた首…

三木崇稔
3年前

(小説)ようこそ、アントレ部へ~第三話~

「そうだよ!流石アッキー!覚えててくれたんだ!」 彼女は眩い笑顔を更に輝かせ、大きく頷い…

三木崇稔
4年前

(小説)ようこそ、アントレ部へ~第二話~

二人と別れた後、僕は一人寂しく新しい学び舎となる一組の教室へと向かうことにした。いや、訂正。別に寂しいことはない。僕はいつも通り一人新しい学び舎となる一組の教室へ向かった。・・・いや、いつも通りもおかしいか。まあもうどうでもいい、とにかく僕は一組の教室へと歩き出した。 ただその途中、一組の教室の場所を確認する為に下駄箱を通り抜けたすぐ左手にある階段手前にある案内図に気付いた。ありがたいことに、みんな案内図は見たらすぐに自分の教室へ向かうのか、案内図の前には誰もいない。なので、