オフライン集客10選 メリットや方法・費用感も解説!
主要なオフライン集客方法10選について、メリット・デメリットと費用感を紹介します。それぞれの特長を生かして実施することで、新規顧客の獲得と既存顧客のリピートを一貫させた、より有効な集客手段です。オンライン集客がトレンドの昨今ですが、マーケティングにおいては目的に合わせてオフライン広告と組み合わせていくことで、効果が見込めます。おすすめしたいサービスの特長も紹介しますので、集客手法ご検討の参考にしていただければ幸いです。
オフライン集客とは
オフライン集客とは、インターネットを使わずに集客する方法を意味します。代表的な例としては、チラシを使ったポスティングや新聞折込、DM、テレビやラジオなどのマスメディア、そのほか、Faxや駅看板などが挙げられます。
オフライン集客の主な方法 10選
ポスティング
建物の郵便受けなどに広告を配布する「ポスティング」。ポスティングには、配布する地元エリアの集客に効果が期待できるという大きなメリットがあります。また、企業を身近に感じてもらうきっかけになることもあり、比較的反響率が高い集客方法です。そして、ポスティングは、特定の住所に宛てた郵便物としてではなく、基本的にポスティングの専門業者などによって手作業で広告が配布されます。そのため、配布できるのはチラシを始め、封筒タイプのものやノベルティを付けた物など、高い自由度もがあることも特長のひとつです。
新聞の折込チラシと比較されることが多くありますが、近年特に若年層の新聞購読者減少により、折り込みチラシは効果が限定的になりつつあります。また、Webアプローチも普及していますが、一方で競合も多く、自社の広告に注目を集めることは簡単ではない状況です。そうした中、必ずユーザーの手元に届くポスティングが、改めて見直されています。
新聞折込チラシ
新聞は高齢者層の購読率が高いため、高齢者層がメインターゲットの場合にマッチする販促方法です。1日で配布が完了するため、スーパーなどの小売店の特売告知など、即効性が求められる販促に向いています。
ただし、近年は購読者数の減少から、アプローチできる母数の絶対数が縮小してきています。その点を踏まえ、ポスティングと使い分けるのがおすすめです。
DM(ダイレクトメール)
「DM(ダイレクトメール)」は顧客の住所に向けてハガキなどの印刷物を送付する集客手法です。顧客に知らせる目的で、ハガキやカタログ冊子を使い、主にセール情報や限定クーポンなどを郵便で配布する方法です。郵送するということは、送り先の住所を知っていなければできないため、自社に顧客の情報がストックされている顧客が送付対象になります。リストの中からターゲットを絞って郵送すれば、効果的な集客を期待できます。サービスに応じたターゲットにマッチするデザインや広告内容にすれば、顧客の興味を引くことができるでしょう。
そのためには印象に残るキャッチコピーや、ニーズを把握したクーポンを付けることが集客のポイントとなります。例えば、一度問い合わせをくれた見込み客に向けての情報なのか、もしくはすでに商品を購入したがリピーターにはなっていない人に向けて宣伝したいのか、など、どのような人に何をフックに集客をするのかを明確にするようにしましょう。
Fax DM
FAXを使ったダイレクトメールのこと。比較的安価ですが、スマートフォンが普及する中、家庭でのFax普及率は年々減少傾向にあります。個人向けの施策としては向いていませんが、法人顧客を獲得する手段としては、根強く利用されています。
テレビCM
スマートフォンが普及した今日でも、まだまだマスメディアの影響は大きく、インパクトのあるCMであれば拡散の可能性も高いでしょう。ブランディングや認知拡大の手段として有効ですが、最低でも数十万円単位から費用がかかることや、クリエイティブに高い品質が求められることから、比較的コストが高額になりやすいです。
地域誌
特定の地域限定で配布している雑誌やフリーぺーパー、新聞に広告を出稿すること。特集記事の内容に合わせて出稿すると、より興味を持っている層にアプローチできる可能性が高まります。クーポンなどの特典を付け、店舗に誘導することも可能です。認知拡大から顧客獲得までカバーできる手法です。
看板やのぼり
幹線道路沿いや駅など、人の目につきやすい場所に看板やのぼりを設置することで、認知拡大につながります。看板には、駅看板やデジタルサイネージなど、設置場所は表示方法によって出稿金額が大幅に異なります。
電車内広告(中吊り広告)
電車やバス内の扉ステッカーや中吊りポスター、デジタルモニターなどに出稿できる広告。認知拡大に向いている広告です。
DH(ダイレクトハンド)
通行人にチラシや広告入りティッシュ、試供品などを直接手渡しすること。
イベント開催
「イベント開催」も集客手法のひとつです。不特定多数の集客に効果が期待できます。どのようなサービスを提供しているのか、実際に顧客に示すこともできますし、リアルに接客をすることで企業の信頼性を高めることにもつながります。
例えば、不動産業界では、内覧イベントや展示会、住宅ローンセミナーなどを行っています。さらに、来場特典として「アイスのつかみ取りができる」や、「クオカードがもらえる」などを告知しておくことで呼び水となり、もともとは不動産に興味がなかった人をも集客することも可能です。物件購入を意識していなかった層も、実際の展示を見たり、月々の支払いをシミュレーションすることで、ニーズが顕在化することもあります。
オフライン集客(ポスティング・DM)のメリットは?
「オフライン集客の主な方法」で紹介した中から、店舗集客において特に利用されている特に「ポスティング」「DM(ダイレクトメール)」について、共通のメリットを解説していきます。かかるコストや注意したいポイントについてもお伝えしますので、実施をご検討される際の参考にしてみてください。
制作コストが安い
印刷代はかかるものの、トータルでは比較的コストを抑えて実施できることが大きなメリットです。一からホームページを作成するより費用や手間はかかりませんし、検索エンジンのリスティング広告を行おうとすると、貴社内にデジタルマーケティングの部署を設立する必要も出てくるかもしれません。そこまでの工数はかけられないという方にはオフライン集客がおすすめです。ただ、チラシや郵送物のデザインにこだわると費用はかさんでいくので注意が必要です。
顧客の比較する対象が地元の同業者に限られる
「顧客の比較する対象が地元の同業者に限られる」とは、イコール競争率が低いということです。オンライン集客の場合は、インターネット上にある全国の店舗が比較対象になります。とはいえ地元の同業他社との比較で、より良い、と思ってもらえるように、差別化で自社の強みをアピールしていきましょう。
オフライン集客(ポスティング・DM)のデメリットは?
伝えたい情報を端的に届けるためのコツや、クレーム等につながらないように注意すべきポイントについてもお伝えします。
伝えたい内容を絞る必要がある
チラシや広告に載せることができる情報には限りがあります。そのため、伝えたい情報をそのまま入れすぎると、読みにくくなってしまうことが往々にしてあります。なぜなら、情報量が多いと読者も途中で読むことをやめてしまう可能性があるからです。情報を整理するための手法として、箇条書きを用いると整理された印象になるため、おすすめです。
このように掲載する情報は、「キャッチコピー」や「サービス内容」など、重要度の高い情報に絞ることが大切です。読み手にわかりやすい内容になっているかどうかを客観的にチェックしながら、情報は整理して短く簡潔に伝えるようにしましょう。さらに、伝えたいことは紙面の上部に配置したほうが人の目に留まりやすいなどの規則性を利用したり、フォントや画像のサイズなどのデザインも工夫してみるといいでしょう。
内容変更が必要な場合は手間とコストがかかる
ポスティングチラシや広告などの制作物は、完成した後は簡単に修正することができません。修正に必要な費用が高くつく可能性があります。特に、大量に製作して使いまわすような運用を検討している場合は内容に間違いがないように十分注意して進行するようにしましょう。配布物に誤りがあるとクレームにつながるおそれもありますので、ダブルチェックの徹底など、進行管理の手順なども工夫してみてください。
反響の計測がしづらい
オフライン広告は、ウェブ広告のようにデジタルでデータを計測できるわけではないため、どれだけの人がその広告を見て、実際に来店やお問い合わせにつながったのか、を精密に測ることは難しい点がデメリットです。クーポンを持参してくれた人をカウントしたり、アンケートを取るなどで計測する方法もありますが、人は1日に数多くの広告に触れているため、複数の広告がコンバージョンに寄与している可能性もあります。
ウェブ広告並みの反響率の計測精度をオフライン広告に求めるのは現実的には難しいですが、チラシなどにQRコードを設置する場合には、パラメータを付与したURLを使用するなどして、できる限りの計測をすることをおすすめします。
オフライン集客を成功させるポイント
ここでは、オフライン集客を成功に導くポイントを解説していきます。より効率的な集客につながるコツを3点お伝えしますので、ポイントを抑えて効率的なオフライン集客の参考にしてみてください。
集客の目的を明確にする
まず「集客の目的を明確にする」ことです。「新規顧客を増やしたい」のか、「リピート率を向上させたい」なのか等、具体的な目的であるほど、チラシや広告の内容を決めやすくなります。チラシの場合、人が捨てるかどうかを判断するのは3秒未満と言われています。ターゲットのニーズに合わない内容だと、「自分には関係ない」「必要がない」と捨てられてしまいます。ターゲットが「自分のこと」として興味を惹かれるようなチラシ・広告作りを心がけましょう。ターゲット層とゴールを決めれば、どこまでどのように集客すれば良いのか判断することができます。
ターゲットやエリアを絞る
「ターゲットやエリアを絞る」ことによって効率の良い集客が期待できます。対象を絞ることでコストや手間を省け、結果的に反響率を高めることができます。例えば、不動産会社がチラシのポスティングをする場合場合、家族向けなら新築の一軒家や、ファミリー向けマンションを中心に配布する、単身世帯向けのサービスを宣伝するなら単身者向けの集合住宅を中心に配布するというように、ターゲット層によって商圏や配布方法も変わってきます。
自社のサービスのターゲットは誰か、そしてそのターゲットが多くいるエリアはどこか、事前に商圏分析などのエリアリサーチを重ねて決定することが大切です。
独自のクーポンをつける
チラシを使ったオフライン集客の場合は、「独自のクーポンをつける」ことが、成功率向上に寄与します。特に「集客の目的を明確にする」で決めたターゲット層に対して、お得にサービスを利用できるような仕掛けを作ることが大切です。気軽に足を運ぶ理由が生まれるだけでなく、購買意欲が向上するため、集客のその先の結果にまでつながる可能性も高くなります。
また、クーポンをつける際には、通常に比べてどれくらい割引になるのかを、わかりやすく明記しておきましょう。さらに、ペアで使えるクーポンを配布して、家族や友人を招待しやすくするという方法もおすすめ。クーポンによって来店する人が多いほど、口コミで評判が広がる可能性が増えます。新規顧客の獲得にもつながるので、チラシにクーポンはできるだけつけるようにしましょう。
オフライン集客するならDEECH
当社では、ポスティング・新聞折込のエリア選定と発注をブラウザ上で完結できるDEECH(ディーチ)を提供しています。潜在顧客を見える化しながら配布エリアの選定ができるので、これまで計測が難しかったオフライン集客の費用対効果もデータ収集できるようになります。1週間の無料トライアルはこちらからお申込みいただけますので、お気軽にお申込みください。
オフライン集客のメリットや方法 まとめ
10のオフライン集客方法について、メリット・デメリットと費用感を紹介しました。紙という有形物を使った手法だからこそ、必要だと感じてもらえる情報であれば、手元に取っておいてもらえたり、ノベルティやクーポンなどで店舗への誘導をしやすい面もあります。ウェブ広告と比べると、反響率や閲覧・視聴率を計測することは難しいですが、パラメーター付きURLを用意するなど、できる範囲の対応をするといいでしょう。